元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が17日、「旬感LIVE とれたてっ!」(フジテレビ系)に出演し、北海道・知床半島沖で起きた観光船沈没事故の裁判に言及した。
事故は2022年4月23日に発生。北海道・知床半島沖のオホーツク海で、乗員乗客26人を乗せた観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が安否不明となり、後日乗員乗客全員の死亡と行方不明が確認された。当日は悪天候の中での出港しており、事故が発覚した当初から亡くなった船長のほかに運航会社「知床遊覧船」の過失も指摘されていた。
この日、釧路地裁は、業務上過失致死罪に問われた運航会社「知床遊覧船」社長の桂田精一被告に対し、検察の求刑通り禁錮5年の実刑判決を言い渡した。これに対し弁護側は、控訴状を提出した。
被害者遺族からは5年が短いとの声もある。橋下氏は「これは重い刑になってます。今、控訴出されてるんでまだ確定していませんから、どちらの言い分が正しいってわけじゃない」と前置き。そのうえで「第一義的な責任は船長にあるんですよ、本来は。会社の社長に責任を問おうと思うと、なかなかこれは法律的にも難しいところがあるなかで今回、認められた。これは社長という立場の重みも加えられて社長の予見可能性ってのが認められたんですけども…」と説明。
今年3月に発生した沖縄・辺野古沖のボート転覆事故と比較した。「辺野古のあの事故、修学旅行のときの事故の際に『学校側の責任はどうなるのか』ってところにもつながるような話でもあるんですね。学校側に刑事責任が問われるかどうかは別にして、校長や学校側の管理者の方が予見可能性、回避の可能性があったのかどうかと同じような考え方なんですよね」と解説した。
さらに「これは控訴になって、社長の責任が問われるかどうかってところが争われるところだと思います」と説明。弁護側は、沈没した船のハッチの不具合が国の検査で見過ごされたといった部分を指摘してくると推察し、「それ(沈没事故)を(社長)ひとりだけに全部の責任を負わせていいのか」と指摘した。
最後に「(亡くなった)船長に責任があるのは間違いないんです」と強調した。












