静岡県湖西市の浜名湖に面した貸別荘で約120人が参加する乱交パーティーが摘発され〝業界〟に激震が走っている。背景にはコロナ禍でしぼんだ風俗業界、風俗嬢、客の変化があるという。

 静岡県警が12日未明に公然わいせつほう助容疑で逮捕したのはパーティーの主催者で自称自衛官の男(54)と看護師の女(51)。また客の自称会社経営の男(52)と自称専門学校生の女(34)が複数人の前で全裸で抱き合ったとして公然わいせつ容疑で逮捕された。

 摘発のきっかけは先月、警察庁に匿名の情報提供があったことだった。

「主催者はSNSの掲示板で『令和4年浜名湖フェス』と題して参加者を募り、基本は男女1組1万円の参加料で参加者を集め、昨年も同じ時期に同じ場所で乱交パーティーを開催していた。数年前から定期的に開催していたとの情報もあり、余罪や常習性、収益などの実態を調べることになる」(捜査関係者)

 主催者が自衛官と看護師というのも驚きだが、乱交パーティー(乱パ)業界関係者は120人の規模に驚いてこう話す。

「乱パ自体は40年以上前からある形態ですが、120人規模で開催するというのは無謀すぎ。警察とはいたちごっこが続いているが、普通は摘発されないように会員が数百人いても、一度に集まるのは多くて20人程度で、場所もマンションかホテルのスイートルーム。SNSが普及して参加者を集めやすくなり、今回捕まった主催者は副業として安易にやってたんでしょうが、客も逮捕されたわけで、主催者としては脇が甘すぎる」

 客として逮捕された会社役員と専門学校生のように刺激を求めて参加するケースもあるようだが、背景にはこの2年間のコロナ禍の風俗業界の事情もあるようだ。

「風俗店が閉店し、営業しても客が少ないので風俗嬢は稼げない。その子たちはSNSのパパ活に流れ、3PもOKという複数プレイまで受け入れるようになる。それが口コミで広がって乱パにつながるという構図。乱パにいる女の子で純粋に趣味で参加しているのは1割くらいで、9割はサクラか風俗嬢。参加料は女性は無料とうたってますが、そういう子には無料のうえに主催者から5000円~1万円くらいのギャラは出る。その子にしてみれば、店でお茶を引いてゼロになるよりは安いギャラでも確実に収入になるし、パパ活よりも信用できて安全だから参加するんです」(同関係者)

 乱パの世界も変化しているようだ。