ドジャース・大谷翔平投手(29)の元通訳を務めた水原一平氏(39)の違法賭博疑惑は過熱する一方だ。この騒動について、人気ユーチューバーで高須クリニック名古屋院院長の高須幹弥氏(49)が医学的見地から鋭く切り込んだ。同院長は「どれだけ性格が良くて仕事のできる人でも、ギャンブル依存症の人はアウト」と断言。その上で「これを乗り越えて大谷選手には、さらに大きく成長してほしい」とエールを送った。

 世界中に大きな衝撃を走らせた水原氏の違法賭博問題。最大の疑問は、なぜ水原氏は大谷の信頼を裏切るようなマネをしたのかということだ。大谷がメジャー挑戦してからずっと二人三脚で歩んできた2人の関係は、教科書にも取り上げられようとしていたほど。それが「僕自身も信頼していた方の過ちというのは、悲しいというかショックです。結論としては彼(水原氏)が僕の口座からお金を盗んで、みんなにウソをついていた」と大谷が心境をコメントする事態となったことにショックを受けた人も多いだろう。

 米カリフォルニア州の地元有力紙「オレンジカウンティー・レジスター」が3月30日(日本時間同31日)に、違法賭博の胴元マシュー・ボウヤー氏の知人の話として「ミズハラにはオオタニの口座から支払ったとされる450万ドル(約6億8000万円)以外にもギャンブルの未払い借金が残っている」と報じた。〝一平氏問題〟は沈静化の兆しが見えないのが現状だ。

 だが、高須院長は「どれだけ性格が良くて仕事ができる人でも、依存症になるとアウトなんです。ギャンブルだけでなくて、ほぼ全ての依存症で同じことが言えるのですが、依存症は人間を狂わせてしまう。どんなにまともな人間でも依存症の症状が出ると、人間関係も崩壊してしまうことがよくあるんです」と説明。

「ギャンブル依存症は、ドーパミン的快楽の依存症です。ギャンブルで勝った時などにワーッと(脳内で)ドーパミンが出て気持ちよくなる。覚せい剤やアルコールも同じなのですが、それにハマった人は家族や友人がいて円満な生活をしていても、他のどんなことよりもそっちが最優先になってしまうのです」と依存症の怖さについて語った。

 チャンネル登録者数58万以上を誇る人気ユーチューバーでもある高須院長は、大谷が水原氏の違法賭博騒動に関して声明を発表した直後、自身のユーチューブチャンネルに「大谷翔平選手の通訳・水原一平氏について思うこと」という動画をアップ。依存症の怖さについて警鐘を鳴らしているが、この動画には非常に大きな反響があったという。

 その上で高須院長は「想像ですが、水原氏は仕事は真面目にやっていたと思うし、(大谷選手との)信頼関係もあったと思います。それがギャンブル依存症によって人生を狂わされてしまった人なのだと思います」と分析。さらに「どんなに注意をしていても、人生ではそういうことが起きることがある。一般論として人を簡単に信じてはいけない。お金を管理する時はしっかりと気を付けるべきです」と大谷にアドバイスを送った。

 昨年3月6日に京セラドームで行われた侍ジャパンと阪神の壮行試合では大谷が「yes!高須クリニック」と書かれた右翼の広告看板付近に豪快な一発を叩き込み、高須院長は「テレビに(広告が)何度も映って本当にありがたいです。大谷選手は大きくてカッコ良くてイケメンでさわやかで性格も良くて日本人の誇りです」と感謝していた。

 それだけに高須院長は「ユーチューブにアップした動画でも言いましたが、僕は個人的に大谷選手が大好きなんです。自分より年下の選手だけど学ぶことがたくさんあるし、尊敬しています。今回のことを乗り越えて大谷選手にはさらに大きく成長してほしいですし、ドジャースでも頑張ってほしいですね」と大谷の大活躍を願っている。