次の一手は。ノア3月31日の後楽園大会で王者イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.(32)に敗れ、GHCヘビー級王座奪還に失敗したジェイク・リー(35)が再起を誓った。

 試合は開始早々、ルチャのティヘラ(ヘッドシザーホイップ)を繰り出すなどサプライズ技も織り交ぜて攻め込んだ。その後も場外でワグナーのトペをわしづかみにしてエプロンに叩きつけるなど、パワーと体格で押し込んだ。

 しかし、大「ワグナーコール」を背に驚異的な粘りを見せる王者を崩しきれず。最後はワグナーからおきて破りの逆FBSで打ち抜かれると、ワグナードライバー、シュミット式バックブリーカー、月面水爆とたたみかけられて3カウントを聞いた。

 試合直後はダメージからコメントスペースに姿を見せなかったジェイクだが、その後帰り際に取材に応じ「彼はまさにピープルズチャンピオンだよね」と観客を味方につけた相手を絶賛。

 負けを潔く認めると「ノアに来て、後楽園ホールでタイトルマッチをするのは初めてで熱気がすごかったけど、途中からは何をしてもワグナーの声援になった。日本人ではなく(メキシコ人の)ルチャドールである彼が声援を受ける姿を見て、プロレスに国境はないんだと改めて思ったよ…」と感慨深げに振り返った。

 とはいえ、このまま終わる男ではない。今後について「次? もちろん見えているよ。ただ負けて『悔しい。また頑張ります』ではなく『じゃあ、次どうするか』は見えている」とにやり。そして「現実にできるかは分からないけど、自分の中でずっとイメージを持ち続けてきた部分があるので、それに向かっていくだけだ」と意味深な言葉を残し、さっそうとエレベーターに乗り込んだ。敗れてなお不気味なジェイクから、まだまだ目が離せない。