新日本プロレスのKOPW争奪戦(31日、浜松)は、保持者グレート―O―カーンがタンガ・ロア(40)との「地方再生マッチ~浜松編~」を制しタイトル防衛に成功した。独自路線を歩む支配者は「NEW JAPAN CUP(NJC)」を制した辻陽太(30)にも宣戦布告。6日東京・両国国技館大会でのIWGP世界ヘビー級王座(現王者は内藤哲也)奪取を厳命した余の真意を知るがいい――。 

 ――見事な防衛でした

 オーカーン(以下余)良きに計らえ! 普段タイトルマッチが行われぬ地方で、その地方の名物を生かしたルールを提案し、会場でしか見られない試合をすることで人を呼び、特産品や観光の消費につなげ、地方を活性化させての勝利は格別じゃのぅ。できれば全興行でKOPW戦をして、会場に来た者のみに投票をさせたいがな。KOPWの前に常識は、敵だ。

 ――器の大きさに感激し、涙が止まりません

 余 神はいる。そう思った。いろんなレスラーが「ベルトを俺の色に染める」と語るが、余は支配者として地方の民に目を向け、愚民の心を染める。NJCでは辻が優勝し新しい扉を開いたと語ったが、こういう扉の開き方もある。優勝したからいいという単純なものではないのじゃ。

 ――それは負け惜しみではなく

 余 ハァハァ、負け惜しみ? 取り消せよ! 今の言葉! ま、負け惜しみじゃねえし! 1回戦で負けたからって、辻のことなんて意識なんてしてねえし! 逆に辻は意識してたみたいで優勝後も余の名前を出しておったが、見てねえし。最終的に…勝てばよかろうなのだァァァァッ!!

 ――無礼をお許しください。辻に先を越されても焦りはないと

 余 その心、笑ってるね? 1回戦負けから頂点に勝ち上がる方が、シンデレラストーリーになるじゃろが。帝国、逆襲のラン。本当の敵は、諦めだ。

 ――だとしても沈む期間が長すぎる気が…

 余 お前なぁんか勘違いしとりゃせんか? まだあわてるような時間じゃない! 仮に辻が両国で内藤に勝てたとて、ファンの心はつかめているのか? そういう意味では、今回のKOPWでその名の通りKingly・O―Khan・Perfect・Way(王らしいオーカーンの完璧な道)を示せたと思っておる。

 ――無礼をお許しください。ちなみに両国のIWGP戦はどう見る

 余 余としては辻に勝ってほしいな。そもそも辻って、まだ内藤ごときを超えられてないのか? 海野も成田も上村も、同世代同士でどんぐりの背比べしとらんで、先輩たちを倒し余の次元に早く来いと。余は侵略開始から半年足らずで内藤を処し、通算成績も2勝1敗と勝ち越しておるからな。

 ――1つは不戦勝だが…あと余はIWGP世界王座挑戦経験ゼロで辻は今回が2回目だ

 余 ちがうだろぉ! 勝てば官軍のこの世界で挑戦回数など意味がないじゃろ。まぁ…お前じゃ分からないか、この領域の話は。辻にIWGP世界を取ってもらい、余のKOPWとどちらが強さ、知名度、面白さで上なのか。どちらがより王者らしく新日本を引っ張っていくか、勝負がしたいのじゃ。

 ――無礼をお許しください。ちなみに「ALL TOGETHER」(5月6日、東京・日本武道館)でも新世代のカードが決まって、またもオーカーンは置いてけぼりだ…

 余 屋上へ行こうぜ…久しぶりに…キレちまったよ…。あっせんなよ! 余にはもっといいカードがあるに決まっとるじゃろ。今回は6団体参加だったな。ならば各団体の代表を集めた6WAYでKOPW争奪戦をやってもいいぞ? 

 ――そして、ゆくゆくはKOPWのベルトをプロレス界の中心にすると

 余 その通りじゃ、お前は東大に行け。そういう未来を考えるとやはり、対角線にはIWGP世界を持った辻がおった方が面白いじゃろうな。余がプロレスの歴史を変えるその前に! ひれ伏せっ愚民ども!