平静を装ったが、負け方が想定外だった。広島は30日のDeNA戦(横浜)で1―6と完敗を喫し、開幕2連敗。それでも新井貴浩監督(47)は結果とは別に、敵と身内を気遣った。

 初回に自軍先発・黒原が、先頭打者のルーキー・度会の側頭部へ死球。その後は回復し、プレーを続けたものの、当たった直後はしばらく立ち上がれない状態が続いた。新井監督は「頭だったし、申し訳ないです」。危険球で退場宣告された黒原に代わり、ぶつけてしまった側の指揮官として謝罪した。

 さらに新井監督は、わずか3球で退場となり、序盤から劣勢を決定付けてしまった黒原についても言及。「彼も頭に当ててしまったという精神的な部分もあると思う。そこは考えていきたい」。次回登板については明言せず、まずは左腕の精神面に関してケアを優先させる意向を示唆していた。