ドジャースの大谷翔平投手(29)の元通訳・水原一平氏(39)による違法賭博問題の余波は27日(日本時間28日)も広がるばかりだ。
地元紙ロサンゼルス・タイムズは「大谷の存在は大きすぎて転べないのか?」「大谷翔平のドジャースの新しい通訳は誰か? どうして『ウィル・ザ・スリル』と呼ぶのか」「ドジャースは、水原一平の『バッファー』がなくなり、大谷翔平とより直接的に関わっている」などと複数の関連記事を掲載している。
その中で、ビル•プラスキー記者によるコラム「あなたはまだ大谷翔平を信じますか? 私はよくわからない」はファンらの心境を代弁したものだ。
「どこかしっくりこない。どこか合点がいかないところがある。どれだけ大谷翔平とそのアドバイザーたちがクリーンにしようとしていても、このギャンブルのゴミ箱の中身はまだ何か臭い」と皮肉を込めて書き出し、こう続けた。
「明日の開幕戦で笑顔の大谷がドジャー・スタジアムのフィールドを駆ける時、私は信じたい。野球最高の選手のピュアなイメージを。愛される世界的スーパースターがその様子と同じくらい名誉ある人物であると。ドジャースが7億ドル(約1015億円=合意当時)を支払った伝説の大谷マジックが本物であると信じたい。ここ1週間、大谷を巻き込んだギャンブル論争は、奇妙な展開や間違った展開が多すぎて、私は最終的にたどり着いた場所に完全な自信を持つことができない」
多くの人が抱える疑問をまとめると、「大谷翔平にはギャンブルの問題があるのか、それとも金銭管理の問題があるのか、どちらでもないのか、それとも両方なのか?」と問いかけた。
さらに「大谷翔平は、自分を救うために最も親しい同僚をバスの下に投げ込むほど腹黒いのか、それともその同僚が自分から何百万(ドル)もの金を巻き上げるのを許すほど単純だったのか?」と投げ掛けた。
同記者は、水原氏が大谷や会計士、銀行家、あるいは誰かしらが金の紛失に気づかずに450万ドル(約6億8000万円)の強盗を首謀することができたという考えに無理があり、違法賭博組織が一般の賭博者に450万ドルの信用を供与し、返金が窃盗したものでないかの保証がないまま金を回収するという考えにも懐疑的だ。
そして何より「かのハーベイ・ワインスタインやダニー・マスターソンらを代表していた人々もいる大谷の危機管理チームが、話につじつまが合わないことに気づかず、水原が一度のインタビューで大谷承認の支払いについて全くもっともらしい説明をし、その数時間後に同じ大谷の代理人から嘘つき呼ばわりされ窃盗容疑で告発されるという考えが私には信じられない」と強調した。
また大谷が代理人ネズ•バレロ氏を解雇せず、なおも本件に対応している事実にも疑問を投げかける。
「誰かがどこかで嘘をついている。誰かが何かを隠している。そう思っているのは私だけではないはず」
二人三脚でメジャーを歩んできた大谷、水原コンビの終了に心を痛めている関係者、ファンは本当に多い。
「水原はこれで破滅し、大谷は汚された。ここには勝者はいない。最終的に真実が明らかになるのに何か月もかかる可能性がある。あるのは純潔の喪失、ひと夏の煉獄、そしてかつて日本で『完璧の人』として知られていた男を取り巻く悲しい皮肉だけだ」
28日(同29日)の本拠地開幕戦で大谷は大歓声を浴びるだろう。しかし、特大アーチを放っても疑問は解消しない。それでも背番号17は一振りに集中する。











