WWEの〝キング・オブ・ストロングスタイル〟こと中邑真輔(44)の「レッスルマニアへの道」はどうなるのか。

 プロレスの祭典「レッスルマニア40」(4月6、7日、ペンシルベニア州フィラデルフィア)出場を狙っていたが、祭典でのインターコンチネンタル王座(現王者はグンター)挑戦権がかかった11日のガントレットマッチで宿敵サミ・ゼインにフォール負け。「レッスルマニアへの道」が遠くなっていた。

 フラストレーションがたまる一方で、25日(日本時間26日)のロウ(イリノイ州シカゴ)では人気者のジェイ・ウーソと激突。昨年にWWEユニバーサル王者ローマン・レインズ率いる「ザ・ブラッドライン」を離脱したジェイは、祭典で双子の兄ジミー・ウーソとの遺恨対決が控える。中邑は試合前に、すっかり定着した英語字幕付き日本語動画でジェイへの恨み節をさく裂させた。

「ジェイ・ウーソ…兄弟ジミーと戦うために『レッスルマニアXL(40)』でドリームマッチを行う。イッツ・アンフェア。ホワイ? 何でジェイの夢はかなう? 俺のは? シンスケ・ナカムラの夢は、どうなるんだ? 今夜、ジェイの夢を悪夢に変える!」

 ジェイとの一戦は、この日のロウのメインイベントだ。場外に突進してきたジェイにキックをくらわすとカカト落とし。さらにコーナーに載せたジェイのボディーに、ヒザ蹴り2連発を叩き込んだ。観衆から「Yeet!(ヨロ!)」の大チャントが上がるジェイの猛攻をしのいで、背中へのハイキックからスライディングジャーマンを見舞った。

 コーナーからのダイビングニーをかわされてスーパーキックを浴びるも、「イヤァ!」の掛け声とともにジェイの後頭部にキンシャサをぶち込んだ。勝利のチャンスだったが、両者はダウン。ここで「ブラッドライン」のジミーと弟のソロ・シコアがリングサイドに現れた。続けて、ジェイと共闘する〝アメリカン・ナイトメア〟コーディ・ローデスと世界ヘビー級王者セス・ロリンズも乱入。祭典でロリンズに挑戦するドリュー・マッキンタイアまで駆けつけ、場外で乱闘となった。

 大混乱の中で立ち上がったジェイに、中邑は背後からスリーパーホールド。続けて後方へ投げようとしたが、1回転したジェイに逃げられた。最後はスーパーキックからスピアーで倒され、3カウントを奪われた。

 かつてはタッグ王座を争い、ライバルだったジェイに完敗。試合終了後には、自身のX(旧ツイッター)に「Why(なぜだ)」とだけ記した。祭典まで2週間を切り、中邑の出場は風前のともしびとなった。

 この日のロウは「ABEMA」にて放送された。