阪神は3勝14敗1分けと、投打に精彩を欠いた成績でオープン戦をフィニッシュ。昨季のチャンピオンチームがまさかの12球団中最下位という結果に終わったことで、一部からは〝阪神今年は弱いかも論〟まで浮上する始末となったが、岡田彰布監督(66)は一貫して「そんなんオマエ、オープン戦の結果なんかどうでもええやんか(笑い)」と周囲からの不安説を一蹴し続けてきた。
その背景には長い球歴に裏打ちされた経験則がある。26日には甲子園球場の室内練習場で「本番に強いヤツってのもおるしな。公式戦が開幕すれば、ほとんどの選手はスイッチ入るよ。オープン戦では良かったのに、開幕と同時に気合が空回りして力み倒すタイプもおるしな」と自身の〝開幕論〟を語った。
第2次政権1年目となった昨季のオープン戦は8勝9敗で12球団中8位。今季よりは白星をそこそこ積み重ねていたものの「去年の開幕前の方が不安は大きかった」と語る。
「ポジション変えたり打順を固定したりしたけど、実際それが本番で機能するかは分からんかったからの。今年はそういう心配はないよ」
不安まじりの船出ではあったものの、シーズンを通してナイン一人ひとりは大きく成長。求められる役割をまっとうしてくれたこともあり、日本一の栄光をもぎとった。自身を胴上げ監督にしてくれた選手たちへの信頼が揺るぎないものになった今は、故障などのトラブル以外、恐れるものは何もない。「オープン戦は半分遊んでたのかも分からんで(笑い)。勝ち方分かったらそうなるよ。ここで打っても給料上がらんってことも分かったはずやからな」と、虎指揮官は改めて余裕を漂わせている。











