競泳女子で100メートルバタフライのパリ五輪代表切符を獲得した池江璃花子(横浜ゴム)は、自身の泳ぎに大粒の涙を流した。

 パリ五輪代表選考会最終日(24日、東京アクアティクスセンター)の女子50メートル自由形では、序盤から積極的な泳ぎを見せるも、後半に失速。24秒88で優勝したが、派遣標準記録(24秒55)に届かず、個人2種目目の代表入りを逃した。レース後には「派遣を狙っていたので、すごく悔しい。全体的に振り返ってもいいレースが1個もなくて、こんなに頑張ってきたのに結果が出ないのは悔しい」と声をつまらせた。

 昨年10月からオーストラリアに拠点を変更し、名伯楽のマイケル・ボール氏に師事。東京五輪4冠のエマ・マキオン(オーストラリア)らと練習を重ねてきた。世界のトップレベルを肌で感じてきたからこそ「パリ行けたよって言えるけど、満足できない自分もすごい嫌だし、とにかくまたイチからやり直すしかない」と目を潤ませながら「(白血病から)復帰して代表に選ばれることはあっても、結果を出さないで終わることが多かった。今年こそはと毎年思っているし、そういう強い気持ちはあるが、もっと自分に自信をつけていかないとトップには立てない」と決意を新たにした。

 パリ五輪まで残り4か月。「やっとスタート台に立てた」と新たな気持ちで心技体を磨いていく構えだ。