「丸わかりサイン」再び――。巨人の阿部慎之助監督(44)が3―2でサヨナラ勝利した19日のロッテ戦(東京ドーム)後〝阿部節〟でナインを称賛した
劇的勝利となった。試合は一進一退の攻防を繰り広げ、1点ビハインドで迎えた9回。一死一、三塁から代打・小林が値千金の同点打を放つと、その後の二死満塁の場面からルーキー泉口がセンターへの適時打を放ちサヨナラ勝利。ベンチの阿部監督も満面の笑みを浮かべながら喜びを爆発させた。
新人離れした度胸を見せて殊勲打を放った泉口に対して阿部監督は「ナイスバッティングです」と称賛。少ないチャンスで結果を残した小林に対しても「チャンスだったから(代打で)行こうってね。5割バッターだから」と〝阿部節〟でたたえた。
結果こそ出なかったが、9回一死満塁で打席を迎えた松原には気迫のこもった「闘魂サイン」も出した。この日最大のチャンスを迎え球場のボルテージも最大級となった松原の打席で、指揮官はサインをいくつか出した後にバットを強く叩くジェスチャーを見せて「積極打撃」を指令。誰が見ても「丸わかり」な熱いサインを受けた松原も初球から積極的にスイングしていったが、結果は5球目のスイングが空を切り空振り三振に終わった。
ここまで好調を維持し健闘を続けている松原の積極的なスイングに阿部監督は「1人でアウトになってくれたんで良かったです」と〝阿部節〟で〝口撃〟。その手は緩めず「スクイズでも出してあげようかなと思ったけど。打ってほしいところだったからね。打つしかない場面だから」と冗談を交えながらサインの意図を明かした。
既に指揮官はシーズン中の「丸わかりサイン」の実施を予告しており、今回はそれに近しいサインを送った格好に。松原はこの日こそ三振に終わったものの、阿部監督の熱い気持ちはナインにも伝わったはずだ。











