巨人の正遊撃手・門脇誠内野手がようやく長いトンネルを抜けた。

 17日の日本ハムとのオープン戦(エスコン)に門脇は「2番・遊撃」で出場。初回に相手先発・バーヘイゲンから中前打を放つと表情が和らいだ。

 22打席ぶりの快音で気を良くした背番号5は2回二死満塁で左前へ2点適時打。9回の第5打席でも左翼線二塁打を放ち5打数3安打2打点とバットで魅せた。

 チームの5―1での勝利に貢献した門脇に阿部監督は「久しぶりに、いい感じで打てたんじゃないかな。なにかきっかけになってくればいいかなと思っています」と目を細めた。

 非凡な守備力を買い正遊撃手に指名していたが、この日まで29打数3安打、打率1割3厘と低迷。阿部監督は「自分でやってきたことを信じて、それでルーティーンとか崩さないでほしい」と門脇にブレないことを求めていた。

 だが指揮官の言葉は結果が出ない門脇本人にとっては苦しいものだった。

「ほんとにそれでいいのかなと思いながら、他の人に失礼というか」と周囲を納得させる結果を渇望していたという。

 フォームやルーティーンを変えるなど試行錯誤を重ねながらようやくトンネルを抜け出した。「(3本は)大きいと思います」と門脇は前を向いた。

 指揮官は門脇に上位打線を任せる意向。阿部巨人のキーマンにようやく風が吹いてきた。