WWE女子王者イヨ・スカイが、WWE・祭典「レッスルマニア40」(4月6、7日、ペンシルベニア州フィラデルフィア)の挑戦者ベイリーに卑劣な暴行を加えた。

 ベイリー、イヨ、ダコタ・カイの3人は一昨年7月から悪のユニット「ダメージCTRL」で暴れてきたが、昨年11月にアスカ&カイリ・セインの「カブキ・ウォリアーズ」が加わったことで、日本人同盟がロイヤル・ランブル覇者のベイリーを追い出した。ダコタもベイリーに組むと見せかけダメージCTRLに寝返り、女子王者が祭典へ攻勢を強めていた。

 15日(日本時間16日)のスマックダウン(テネシー州メンフィス)では、ベイリーとダコタが遺恨対決。ダコタは女子王者イヨ、WWE女子タッグ王者のアスカとカイリを連れてダメージCTRLのテーマ曲で入場した。ベイリーへの大チャントが起きる中、祭典挑戦者が猛攻に出たが、まずはカイリがエプロンに立って介入。さらにダコタが場外でブレーンバスターをくらうと、イヨ、アスカ、カイリの3人でベイリーを取り囲んでけん制した。

 試合巧者のベイリーは構わず攻撃を続けるが、アスカが場外からベイリーの足を払うしぐさを見せると、レフェリーの死角をついてベイリーの肩に一撃。カイリもコーナーのベイリーにくってかかり、長期欠場から復帰したばかりのダコタを徹底的にアシストした。ダコタも得意のキック攻撃で逆襲するが、ベイリーはダコタをキャッチしパワーボムで叩きつけた。

 続けてボコボコと殴りつけてダコタを場外に追いやると、何とイヨがリングインしてベルトを構えた。アスカとカイリの乱入はベイリーに撃退されたが、イヨはベルトをリングに置いて「やってやるよ! 今、ここで! やってやるよ! オイッ! オイッ!」と日本語で挑発して、ベイリーの背中をぶっ叩いた。

 もちろんこれで試合はダコタの反則負けに。構わずイヨはアスカ、カイリとベイリーを暴行してベルトを掲げた。ここでベイリーの助っ人に、ナオミが駆けつけカイリとアスカを攻撃。だが、イヨがナオミの頭部にドロップキックを見舞ってあっさり返り討ちにした。観衆からは「EST! EST!」とビアンカ・ベレア登場を望むチャントが上がるも、ビアンカはダメージCTRL元リーダーのベイリーと遺恨があるだけに現れない。

 ダメージCTRLの4人はベイリーに暴行を続け、アスカのソバットからアスカ、カイリ、ダコタで鮮やかなトリプルドロップキックを発射。さらにその3人でベイリーを持ち上げたところで、イヨがコーナー上段から豪快なムーンサルトプレスで圧殺。ベイリーを完全KOして、イヨは鋭い表情でベルトを誇示してみせた。

 自身のX(旧ツイッター)には、ベイリーを暴行した動画とともに「イヨの時代だよ」とポスト。祭典まで残り3週間、悪の女子王者がロイヤル・ランブル覇者を圧倒している。 

 この日のスマックダウンは「ABEMA」にて放送された。