〝バカサバイバー〟こと格闘家の青木真也(40)が、ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(30=大橋)がルイス・ネリ(29=メキシコ)を迎える防衛戦(5月6日、東京ドーム)に熱視線を送った。

 ボクシング界では34年ぶりとなる東京ドーム大会だが、そこでモンスターに挑むネリに青木は妙な思い入れがある。2018年、ネリは山中慎介とのWBCバンタム級王座戦の前日計量で、2・3キロの大幅な体重超過。ベルト剥奪となったが山中は2ラウンドTKO負けを喫し、この試合を最後に引退した。ネリは前年にもドーピング違反を犯しており、一気に日本中のボクシングファンを敵に回した。だが当時、青木はSNSで「勝ったヤツが正しい」「納得して試合を受けた時点で体重は理由になりません」など悪童を擁護するような発言をして大炎上したのだ。

 青木は「永久追放を都合よく解除させたネリの底力に感嘆しています。ここは日本中が井上を応援すると思うので〝老害逆張りオジサン〟であるこの俺が、ネリを応援したい。だって、ネリが勝ったら、みんながどんな顔をするのかちょっと見てみたくない?」と声をしゃがれさせる。そして「まあ、それはそれとして〝希代のヒール〟っていう伏線を最高の形で回収できるというか。ボクシングでは珍しく良くできた展開だよね」と妙に感心した。

 一方、東京ドーム開催には「今、格闘技って中規模な会場でチケットを値上げしてPPV(ペイ・パー・ビュー)を売るのが主流になってるわけじゃん。それを東京ドームでっていうのは、ちょっと前のやり方だと思うんだよ」とメガネを光らせる。「そんな平成の新日本プロレス的なやり方が令和の今、どういう結果になるのかに興味がある。ここはあのオヤジの出番じゃないか?」と最後は意味不明なことを口にして、吉祥寺方面に自転車で走り去った。