ボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(30=大橋)が9日、都内で開催された自身のドキュメンタリー写真集「NAOYA INOUE DOCUMENTARY PHOTO BOOK 2018‐2023」(集英社刊)の発売記念イベントに出席。5月6日に東京ドームで行われる4団体王座防衛戦の挑戦者であるWBC同級1位ルイス・ネリ(メキシコ)を「いいヤツじゃないと思う」と評して聴衆の笑いを誘った。

 ネリは日本でドーピング疑惑、体重超過などの問題を起こし、海外メディアで井上への挑発発言を報じられるなど、〝悪童〟として知られる。だが、6日に都内で開かれた会見に井上とともに出席した際には、過去の騒動を謝罪し、終始慎ましい態度を見せた。

 司会者からその時のことを質問された井上が「どういうモードで来るのか気にはなっていた。いろいろ想定していたんですけど、反省モードで来るのかって。会見の映像とか写真を見たら自分の方が悪そうに見える。行儀よく来たので戸惑いましたね」と答えると、場内は爆笑。

 ネリの変貌は、リング上では数多くの強豪の戦法に対応し、圧勝を重ねてきたモンスターも裏をかかれるほどだった。

 しかし、それを信用してはいないようだ。続けて「ネリの作戦では?」と問われると、「かもしれないですね。きっと、あんないいヤツじゃないと思う」と疑惑の目を向け、再度爆笑を誘った。優等生か悪童か。ネリの真の姿はどちらなのだろうか。