ボクシングのWBO世界バンタム級タイトルマッチ(5月6日、東京ドーム)の会見が8日、横浜市内の大橋ジムで開かれ、王者ジェイソン・モロニー(33=オーストラリア)に挑戦する同級10位の武居由樹(27=大橋)がKOでの王座奪取へ意気込みを示した。この1戦はボクシング興行では1990年2月のマイク・タイソン(米国)以来34年ぶりとなる東京ドームで、スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)対ルイス・ネリ(メキシコ)戦のアンダーカードで行われる。
元K―1 WORLD GPスーパーバンタム級王者からプロボクシングに転向して8勝8KOの武居はキックボクシング出身では日本初の世界王座挑戦。全KO勝ちで王座奪取すれば、比嘉大吾(志成)以来、日本人2人目となる。ビッグチャンス到来に「やっと来たなと。チャンピオンになるためにボクシングに挑戦しに来たのでワクワクしています。格闘技人生は長くやってきたので、自分の集大成として挑みたい」と胸を躍らせた。
王者モロニーは2020年11月に米ラスベガスで井上に7回KO負けしたが、その後6連勝している。大橋ジムの大橋秀行会長が「尚弥いわく、ものすごい強かった」と言う強敵に挑む武居は「スピードもテクニックも経験も自分より上だと思う」と認めつつ、「自分が倒すか判定で持っていかれるか。一発を当てて倒したい」と闘志を燃やした。
東京ドームでのボクシングは34年ぶりだが、2022年6月にはキックボクシングの那須川天心対武尊戦「THE MATCH」が行われた。武居はすでにボクシングに転向していたため出場せず、会場で観戦しており、「目の前で見ていたんですけど、あそこに立てなかったのが悔しくて、このタイミングでやれるのはうれしいです」と、無念を晴らすことを喜んだ。
ここを突破すれば、「THE MATCH」に出場した同じキックボクシング出身の〝神童〟那須川(帝拳)との対戦の期待も膨らむ。武居は「ここを勝たないと何とも言えない。勝った時に、彼がどの立ち位置にいるかとかで変わってくる。お互い勝ち続ければ、ぶつかれると思う」と将来を見据えた。












