女子プロレス「スターダム」の〝闇の黒虎〟スターライト・キッドが、春の祭典「シンデレラ・トーナメント」初制覇へ一直線だ。

 前夜の1回戦(横浜)で新人の弓月に快勝し、好スタートを切った黒虎は10日の後楽園ホール大会で行われた2回戦で昨年の「5★STAR GP」覇者・鈴季すずと激突。これまでシングルで4戦し、一度も勝利できていない因縁の相手だ。

 試合では前半から攻めの姿勢を貫き、得意の黒虎脚殺(変型ストレッチマフラー)で鈴季の脚にダメージを与えると、コーナーからのフランケンシュタイナーで流れを引き寄せる。その後も不知火からのムーンサルトプレスと攻撃の手を緩めず、仕留めにかかった。

鈴季すず(手前)に黒虎脚殺を決めるスターライト・キッド
鈴季すず(手前)に黒虎脚殺を決めるスターライト・キッド

 だが、鈴季のスピーディーな動きに翻弄され、テキーラショットでピンチに。それでもオーバー・ザ・トップロープを狙いエプロンに追いやり、最後はスライディングキックで場外へ突き落とし勝利を収めた。

 準々決勝(17日、米原)では、前年度覇者MIRAIを撃破した羽南との対戦が決定。試合後リングサイドに現れた羽南とにらみ合い、火花を散らした。

 バックステージでは「2回戦突破したぞ! すず、プリチーなドレス着れなくて残念でした。でも、オーバー・ザ・トップロープで勝ったからって私は満足してねえぞ。お前からはしっかり3カウント取る。やり返すまで私の気が済むわけねえからな!」と絶叫した。

 次戦は、かねて対戦を熱望してきた相手。「ここできっちり決着つけようじゃないの。シンデレラに一番近い女、羽南。お前も蹴落として、ここで一気に逆転してやる」と宣戦布告した黒虎の逆襲劇から目が離せない。