3月いっぱいで女子プロレス「スターダム」を退団することが確実なジュリア(30)が、メキシコCMLLのステファニー・バッケルに敗れ、STRONG女子王座から陥落した。

 10日東京・後楽園ホール大会で行われたV10戦で激突。これまで米国で3度の防衛戦を経て9度の防衛に成功したジュリアは、初のルチャドーラとの対戦に緊張した面持ちでリングに向かった。慣れないルチャの動きに苦戦を強いられたが、得意のラフファイトで流れを引き戻す。

 9分過ぎには雪崩式のダブルアーム式ブレーンバスターからのグロリアスドライバーで勝負に出たが、一瞬の隙を突かれDDTをくらってしまう。最後は意識がもうろうとしたところを丸め込まれ、まさかの3カウントを献上した。

試合後大江戸隊に襲われるジュリア
試合後大江戸隊に襲われるジュリア

 昨年7月に獲得した虎の子のベルトを失ったジュリアは、事態を把握すると新王者に詰め寄り再戦を要求。だが、ステファニーにベルトで殴打された挙げ句、「今から私はSTRONGチャンピオン!」と捨てゼリフを残された。

 泣きっ面にハチとは、まさにこのこと。気を取り直したジュリアが「後楽園ホールにお越しの諸君、ごきげんよう」と呼びかけた直後、今度は乱入した極悪ユニット「大江戸隊」のメンバーに襲撃された。

 猛攻にさらされる中、会場の端で試合を見ていた中野たむがリングに現れ救出。マイクを持った大江戸隊リーダー・刀羅ナツコに「ジュリア、お前、退団するんだろ? ベルトも落としたし、もう用なしだな。さっさとうせろよ」と吐き捨てられたジュリアはツバを吐きかけ、中野の肩を借りてリングを後にした。

大江戸隊に襲われたジュリアを救出した中野たむ
大江戸隊に襲われたジュリアを救出した中野たむ

 バックステージでは、これまで激闘を繰り広げてきたライバルの中野から「アンタがどこに行こうが知ったこっちゃない。でも、私にとってアンタは唯一無二のライバル。アンタにとってもそうなはず。最後に私がアンタに呪いをかけてやる。1対1で戦って」と一騎打ちを要求された。

 浮かない表情のままのジュリアは「まあ、どうだな。お前みてえなメンヘラのぶりっ子女は、またいついなくなっちゃうかわかんないしな。今この瞬間、スターダムに私と中野たむがいるからやんなきゃいけないよね」と承諾し、2人のシングルマッチが決定的になった。

 その後は中野を控室へ追いやると、「ステファニー・バッケルは強かった。でも、めっちゃ悔しいし、なんて言ったらいいかわからない…」と屈辱の王座戦を振り返りつつ、「でも、プロレスラージュリアはここで終わりじゃない。今までSTRONGに挑戦してきてくれたヤツら、一人も忘れねえよ。ジュリアはまだ終わりじゃねえ。ここからが始まりなんだよ。みんな見とけよ!」と強気に口にした。

 刻一刻と迫るスターダムでの〝ラストマッチ〟に向け、お騒がせ女の周囲が騒がしくなってきた。