西武が楽天との開幕3連戦(3月29~31日・楽天生命パーク)で〝アドバンテージ〟を奪いに行く。
相手の楽天は早々と開幕投手に3年目の早川隆久投手(25)を指名している。これに松井稼頭央監督(48)は「非常にいいピッチャー。真っすぐの切れもチェンジアップもいい。なかなか打ち崩せていない。若い選手がいい競争をしてくれてるので、開幕までそこを見て対策していきたい」とコメント。過去3年で1勝1敗、防御率2・65と封じられている左腕に警戒心を募らせながらも攻略を誓っている。
西武側は調整に問題がなければ、この開幕戦に4年連続となるエース・高橋光成投手(27)を立て必勝を期すことになる。過去2年の契約更改で球団に要望してきたポスティングシステムを利用してのMLB移籍をかなえるためにも「このチームで何としても優勝したい。30試合、200イニングを投げたい」と言い切っており、キャリアハイを狙う勝負の年となる。
また、もう1人の開幕候補には昨季初めて2桁勝利をマークした8年目・今井達也投手(25)がいる。対楽天戦では21年から9連勝中という〝キラー〟ぶりで今年は25試合ある同戦の24試合が週末の3連戦に組まれており、今井がローテーションを外れることなく回れば、登板25~27試合のうち楽天戦に8、9試合は集中的に先発させられる。対楽天戦での今井の使い方は、西武にとって大きなポイントとなりそうだ。
そして、昨オフ、楽天を戦力外となり、6年ぶりに西武に復帰した炭谷銀仁朗捕手(36)の存在が何と言っても楽天側には厄介だろう。
「銀仁朗には直前のミーティングでしゃべってもらうことになるかもしれないし、僕の口から話してもいい」(野田バッテリーコーチ)
その言葉通り、炭谷を中心にして楽天打線個々の性格からくる狙い球の絞り方など、試合を決める局面で活用される〝データに出ないデータ〟の共有を開幕直前のバッテリーミーティングで行う予定だ。
5年ぶりのV奪回を果たすためには徹底的に叩ける〝カモ〟を作ることが絶対条件。西武にとって今年の楽天はさまざまなポジティブ要素が重なっていることから、その候補としての条件を十分に満たしつつある。












