男子マラソンで日本記録保持者の鈴木健吾(28=富士通)が〝夫婦での五輪切符〟に意欲を示した。

 昨年10月に開催されたパリ五輪代表選考会のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で途中棄権に終わったが、妻の一山麻緒(26=資生堂)は2位に入って代表切符を奪取。パリ五輪代表のラスト1枠を懸けた東京マラソン(3日)に向けて、1日に都内で行われた会見で鈴木は「4年前の東京は妻だけが代表になって僕はなれなかったので、次こそは一緒にという思いで4年間やってきた。その中で先を越されてしまったので、しっかり追いつけるように頑張りたい」と抱負を述べた。

 MGC時は股関節のケガの影響もあり、満足に練習が積めていなかった。それでも、今は「マラソンからだいぶ遠ざかっているので、不安がないと言ったらウソになるが、ある程度まとまった練習で、年明けからしっかり準備ができた。自分の中ではケガをせずここまで準備ができたことが大きな一歩かなと思う」と手応えを得ている様子。「今は足の不安もないので、本当に久しぶりのマラソンを楽しみたい」と声を弾ませた。

 一山の存在は「全てにおいて、1ランク、2ランク、練習にしても、生活にしても、一歩上にいっているので、そういう部分では自分も刺激になる。練習の内容を聞いていても、普段の姿勢もすごく刺激もらっている」という。パリ五輪のチケットを手にするには設定記録(2時間5分50秒)を切った上で日本勢最上位に入ることが必須条件。妻に負けじと、夫も快走で沿道の観客を沸かせることはできるか。