新日本プロレス24日の札幌大会で、〝レインメーカー〟オカダ・カズチカ(36)がセルリアンブルーのリングに別れを告げた。
オカダは中学校卒業後に闘龍門に入門し、2004年8月にメキシコでデビュー。07年8月に新日本に移籍すると、12年1月の凱旋帰国後から一躍トップ選手に。東京スポーツ新聞社制定「プロレス大賞」では故アントニオ猪木さんに次いで歴代2位となる5度のMVPを獲得した。誰もが認める業界の顔は1月末で新日本を退団し、今後は米国マット進出が確実視されている。
ついに迎えたラストマッチでは、CHAOSの後藤洋央紀、YOSHI―HASHI、石井智宏、矢野通と組みマット・リドル&ジェフ・コブ&グレート―O―カーン&フランシスコ・アキラ&カラム・ニューマンと対戦。カネの雨を降らせながら入場すると、会場からは特大の「オカダ」コールが巻き起こった。
実に約12年間共闘してきたCHAOSのメンバーとの連係で会場を沸かせたオカダは、10分過ぎにニューマンと一騎打ち状態に。代名詞でもある打点の高いドロップキックを叩き込むと、変型ドライバーを発射。コーナー上からダイビングエルボードロップを投下し、レインメーカーポーズを繰り出す。最後は万感のレインメーカーで3カウントを奪ってみせた。
試合後のリング上では「皆さん、本当にお世話になりました。ありがとうございました。まだまだこれからも新日本プロレスはすごい戦いを見せてくれると思うので、よろしくお願いします。お別れじゃないですから、また会いましょう。17年間、本当にありがとうございました」と感謝のマイク。後藤、YOSHI―HASHIと肩を組み、笑顔で花道を引き上げた。
バックステージでは感無量の涙を目に浮かべ「離れたら離れたで、また寂しいなって…。でもまあそんなことは言ってられないですし。次はもう始まるわけですし、次に向けてしっかりやっていきたいと思います」と時折言葉を詰まらせながら更なる飛躍を誓った。「お世話になった人たちばっかりだし、菅林(直樹)さんに拾ってもらって、新日本プロレス、選手スタッフだけじゃなく、お客さんもマスコミの皆さんもそうだし。皆さんのおかげで、レインメーカーでここまで来れたと思いますので。また皆さんが思っているよりもっとすごい存在になって、また会えると思いますし。とりあえず新日本プロレスのオカダ・カズチカはこれでおしまいで、次に行きたいと思います。本当にありがとうございました」。数々の歴史を塗り替え、プロレス界の頂点に君臨してきたオカダ。一つの時代にピリオドが打たれ、日本が世界に誇るレインメーカーがいよいよ海を渡る。













