WWEの祭典「レッスルマニア40」(4月6、7日、ペンシルベニア州フィラデルフィア)へ向けて、悪のユニット「ダメージCTRL」が完全分裂した。

 ベイリー、イヨ・スカイ、ダコタ・カイで始まったダメージCTRLは、昨年11月に〝明日の女帝〟アスカと〝海賊王女〟カイリ・セインの「カブキ・ウォリアーズ」が加入した。アスカ&カイリがWWE女子タッグ王座を獲得した一方で、イヨ、アスカ、カイリの日本人同盟とリーダーのベイリーの間で不協和音が流れていたが、先週のスマックダウンでついに決裂。祭典で、WWE女子王者イヨが盟友だったロイヤル・ランブル覇者ベイリーの挑戦を受けることになった。

 そうした中、注目が集まるのは、なぜか先週不在だったダコタの立場だ。9日(日本時間10日)のスマックダウン(ノースカロライナ州シャーロット)では、ベイリーがリングに上がり「ダメージCTRLは私にとってすべてで、私の家族だった。何度もダメージCTRLを優先したけど、あの子らがしたことは私から奪うことだけだった。レッスルマニアでイヨは思い知らされる」と、イヨらの裏切りを非難した。

 ここでダコタがマイクを持って登場。右ヒザ負傷で長期欠場中だが、先週はドクターと会っていたので不在だったいう。ベイリーはダコタもイヨらとともにベイリーの陰口を叩いていたと批判するも、ダコタは「あなたがつくったものをずっと信じていた。イヨもそうだった。カイリとアスカが現れるまではね。イヨにつけ込んだのよ」と、アスカとカイリが裏切りの原因だと指摘した。その上で「あなたがいたからこその私」と変わらぬ友情を訴えた。

 これを受けたベイリーが自分か日本人同盟に付くのかダコタに尋ねたところで、それぞれのベルトを持ったイヨ、アスカ、カイリが現れ、エプロンに立ってリング上のベイリーを三方から取り囲んだ。ダコタは場外に下りると、パイプイスを持ってリングイン。ベイリーに襲い掛かると見られたが…スルーしてエプロンのイヨ、アスカ、カイリめがけてイスを振り回した。

ベイリー(右)の味方になったダコタ・カイ(©AbemaTV, Inc.)
ベイリー(右)の味方になったダコタ・カイ(©AbemaTV, Inc.)

 勢いあまってベイリーにもイスを振りかざしたものの、すぐにイスを手放した。ダコタは日本人同盟ではなく、ベイリーに付いたのだ。イヨは花道で「ああ! オイッ!」と驚きの声を上げると、ダコタも味方だと思っていたのか、困惑の表情だった。自身の「X」(旧ツイッター)にもベイリーとダコタが合体する動画とともに「何じゃそりゃ」とポストした。

 これでダメージCTRLはイヨ、アスカ、カイリの3人となり、仲間だったベイリー、ダコタと敵対する形となった。女子戦線で猛威を振るった悪のユニットの分裂は、祭典のWWE女子王座戦にも影響を与えそうだ。

 この日のスマックダウンは「ABEMA」にて放送された。