意外にも〝女子目線〟がプラス効果につながっているようだ。巨人の宮崎春季キャンプには、サポートメンバーとしてジャイアンツ女子チームの選手8人も参加中。キャンプ2日目となった2日はあいにくの小雨が降る中、木の花ドーム内で行われた投手守備練習においてドラフト1位・西舘勇陽投手(21=中大)とともに女子メンバー2投手がノックを受けた。

 その合間には一軍の選手たちに対し、メモを片手にしながら質問をぶつける姿も見られた。女子メンバーたちから質問を受けた門脇誠内野手(23)は「守備の技術やメンタル面について質問されました。それに答えることで自分も再認識したり、深く考えることができたので有意義でした」と振り返った。

メモを取りながら、練習を見学するジャイアンツ女子の選手たち
メモを取りながら、練習を見学するジャイアンツ女子の選手たち

 一方、若手選手の1人は「女性の方がいると、ピシッとしなくちゃいけない。それに配慮も最低限必要になるし、自分も相手のことをより気遣うようになった」。すぐ近くから女性に目を向けられることによって、普段以上に気合と集中力が高まったと打ち明け、さらには〝マナー面〟でも磨かれたという。

 女子チームメンバー8人のキャンプ参加は、この日が最後。今後もシーズン中の練習補助を行うなど、積極的に巨人の〝男子チーム〟に協力していく予定だ。

 今年で巨人は創設90周年を迎えた。その記念事業の一環として、2022年にわずか4人で発足した女子チームも今では22人の大所帯となった。今年1月にはニカラグア遠征を行うなど、野球の普及にも貢献しているジャイアンツ女子チームが巨人の4年ぶりV奪回の一助となれるか。注目される。