物語を終わらせる――。WWEのPLE「ロイヤル・ランブル(RR)」(27日=日本時間28日、フロリダ州タンパベイ)の男子RR戦は、〝アメリカン・ナイトメア〟コーディ・ローデス(38)が連覇を達成。祭典で絶対王者に挑むことを予告した。

 30人参加の時間差入場バトルロイヤル・RR戦を制すれば、祭典「レッスルマニア40」(4月6、7日、ペンシルベニア州フィラデルフィア)で男子最高峰王座に挑戦できる。コーディは昨年大会を制して「レッスルマニア39」でWWEユニバーサル王者ローマン・レインズに挑んだが、絶対王者率いる「ザ・ブラッドライン」の介入もあってあと一歩で敗れ去った。「俺の物語を終わらせる」と宣言して昨年の連覇を誓っていた。

 ジェイ・ウーソとジミー・ウーソの双子兄弟対決から始まったRR戦は、元AEWのアンドラデ(ラ・ソンブラ)が5番目にサプライズ登場。〝女王様〟シャーロット・フレアーの夫が約2年10か月ぶりの復帰を果たすと、2度目の優勝を狙う〝キング・オブ・ストロングスタイル〟中邑真輔は6番目にリングインし、けいれん式ストンピング、スライディングキックを放って存在感を示した。

 V候補のコーディは15番目の入場。抗争を続ける中邑とロープ際での攻防となり、ディザスターキックからロープ越しのクロスローズで叩きつけて宿敵を場外葬に処した。中邑は9番目に敗退となった。NXTのブロン・ブレイカーが怪力を発揮して統一タッグ王者フィン・ベイラーらを次々に場外に転落させる大活躍を見せる中、コーディは生き残っていく。

ローデス(右)にジャンピングキックを見舞う中邑真輔】(C)2024 WWE, Inc. All Rights Reserved.
ローデス(右)にジャンピングキックを見舞う中邑真輔】(C)2024 WWE, Inc. All Rights Reserved.

 最終6人にはコーディ、10年ぶり復帰のCMパンク、インターコンチネンタル王者グンター、MITB覇者ダミアン・プリースト、元WWE王者ドリュー・マッキンタイア、元統一タッグ王者セミ・ゼインの強豪が残り大激闘に。最後はコーディとパンク、人気者同士の一騎打ちとなった。

 コーディが必殺のクロスローズを発射すれば、パンクもGTSをコーディの顔面にぶち込んだ。だが、パンクは口を開けて呼吸しており、スタミナが厳しい様子。このチャンスにコーディは、2発目のGTSを放ったパンクの左ヒザをキャッチ。そのまま場外に放り投げて、勝利の雄たけびを上げた。

 4万8044人の大歓声を浴びたコーディは顔を覆って涙。だが物語はこれで終わりではない。コーナーに上がると、会場VIP席にいた絶対王者レインズを指さした。レインズはこの日、AJスタイルズ、LAナイト、ランディ・オートンとの4WAY王座戦で、AJをスピアーで下し防衛に成功。レインズもベルトを掲げて、受けて立った。

 これにより祭典でレインズvsコーディのWWEユニバーサル王座戦が濃厚に。コーディは昨年の雪辱に挑むことになるが、一方で元WWE王者のザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)もレインズとの〝世紀の一戦〟をぶち上げている。このまますんなり再戦となるのか気になるところだ。

 この日の「ロイヤル・ランブル」は「ABEMA PPV」にて生中継された。