プロ17年目も自分の城は自分で築く。ソフトバンク・中村晃外野手(34)が23日、福岡市内で自主トレを公開した。
このオフ、チームは懸案だった右の長距離砲として西武から山川穂高内野手をFAで獲得。中村晃にとっては、4年連続でゴールデン・グラブ賞を受賞した主戦場の一塁に、強力なライバルが加入する形となる。これまでも幾多のポジション争いに打ち勝ってきた生え抜きのベテランは、偽らざる心中を明かした。
「ファーストは譲れないという気持ちはない。元々、外野もファーストもというタイプなので。絶対にファーストという感じではない」。これまでもチームに求められる役割を先回りして動き、地位を築いてきた中村晃という回答だった。
昨季も一塁の他に右翼、左翼を守った。登録は一貫して「外野手」。ここ数年は一塁で存在感を放っているが、自らが生きる場所、輝く場所を本能で見つけ出してきた。サバイバルを制すための引き出し、経験はチーム随一。この冬も〝男は黙って〟のスタイルで汗を流す姿からは、自信さえうかがえる。
雪が降る中、渡邉陸らと室内でアップ、グラウンドでのランニング、そして室内に戻りノック、打撃練習を黙々と行った。
今季のシーズンに懸ける思いを中村は「今年は試合に出続けたい。それがレギュラーだと思う。数字は試合に出ればついてくる。チームの優勝、日本一を目指して、そして皆で喜びを分かち合いたい」。叩き上げの男が、鷹を4年ぶりのVに導く決意だ。













