貫禄の走りだった。全国都道府県対抗女子駅伝(たけびしスタジアム京都発着=9区間42・195キロ)が14日に行われ、2区(4キロ)で兵庫の田中希実(ニューバランス)が19人抜きの快走を見せ、チームの7位入賞に大きく貢献した。
世界を知るランナーの力走に沿道が沸いた。20位でタスキを受けるも、2キロ付近の時点で18人抜きを達成。2・6キロ付近で首位の石川をとらえると、最後の400メートルはロングスパートで駆け抜けた。姉のように慕う小林祐梨子氏の区間記録には4秒届かなかったが、12分11秒の好タイムで区間賞に輝き「あまりタイムや順位を気にしすぎず、もらったところでどういう走りができるかを意識していた。先頭を狙えない位置ではないと思っていた」と振り返った。
中学3年時に同大会で区間賞を獲得したものの、その後は区間賞から遠ざかっていた。「都道府県駅伝は向いていないと思っていて、今回ダメだったら本当にダメってことなかと思ったけど、ちゃんと区間賞を取ることができた。吹っ切るきっかけになった」と安堵の表情。嫌なイメージの払拭に成功し、パリ五輪へ大きな弾みをつけるレースとなった。
パリ五輪は1500メートルと5000メートルで出場を目指す。16日からケニアで武者修行に励む女子中長距離界のエースは「今回で3回目なので、2回目以上の練習はしたい。それを現地の選手とだけでなく、ユーチューバーのたむじょーさんも来るので、より充実した期間を過ごせると思う。できるだけ(ケニア勢と)同じ練習ができるようにしたい」と気合十分。花の都での決戦に向けて、準備を進めていく。












