第100回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の往路(2日)で2年ぶり6度目の優勝を果たした青学大は〝病魔〟に打ち勝った。
まさかの事態をプラスに変えた。王者奪還に燃える中で、12月初旬に一部の主力メンバーがインフルエンザに感染。原晋監督(56)は「もうシードを取れるかどうかいうレベルだった」と苦笑いで当時を振り返る。それでも「きちんと1年間練習をやってきたので、逆に『早めに疲れがとれて良かったね』というような前向きな言葉をチームにかけた」とポジティブシンキングで困難を乗り越えた。
この日の4区で区間賞を獲得した佐藤一世(4年)は、インフルエンザから回復後に虫垂炎を発症。手術を免れたとはいえ、泣きっ面に蜂状態だった。原監督が「そもそも使えるか使えないかぐらいのレベルまでいっていた」と明かすほどだったが、佐藤はあきらめていなかった。「この1年間箱根で優勝することを目標に練習してきた」と驚異の回復力で箱根路に立った。
各選手がどんな時も強い気持ちを持ち続けたからこそ、勝利の女神が青学大にほほ笑んだ。原監督は「ここまでよく盛り返し、チームとして立て直すことできた。素直にうれしい。駒沢大一強と言われてきた中で『負けてたまるか大作戦』を本当に学生は頑張ってくれた」と充実の表情。3日に復路に向けては「伝統的に復路は青山学院が強い。明日走る学生たちも自信を持って輝いて走ってほしい」と期待を寄せた。
2年ぶり7度目の総合優勝へ、名将率いるフレッシュグリーンの選手たちはVロードを突き進んでいく。












