現役ドラフトで阪神から巨人に移籍した馬場皐輔投手(28)に早くも3つの期待がかけられている。
都内の球団事務所で12日に入団会見に臨んだ右腕は「中継ぎでもどんな場所でもフル回転で投げたい」と力を込めた。仙台育英―仙台大を経て2017年ドラフト1位で阪神に入団。「虎の18番」は倍の「36」に背番号が変わったが、チームの期待は大きい。
1つ目は〝虎アレルギー〟への特効薬としての役割だ。巨人は阪神に6勝18敗1分けの「歴史的惨敗」を喫し、18年ぶりの美酒にもっとも貢献。特に盤石の虎救援陣から得点を奪えない展開が多かった。馬場は「(守護神の)岩崎さんが防御率を大事にしているというか、こだわる。後輩の選手もそこに乗っかっていく」と救援陣の強さの一端を明かした。
今回は現役ドラフトで移籍が実現したが、阪神から巨人への移籍は04年の野村克則氏以来のレアケース。今季19試合に登板した馬場は「阪神のことはよく分かっている」とピチピチの〝生情報〟に自信。ナインが直接、話を聞くことで苦手意識解消につながりそうだ。
2つ目は手薄となっている先発としての期待だ。吉村編成本部長が「私の印象では先発」と話したように、今季の馬場はウエスタン・リーグで先発調整も経験。入団時は先発だった馬場も「どこでも投げたい」とキッパリ。FAで日本ハムに移籍した山崎福也投手の争奪戦に敗れたこともあり、先発適性も見ていくという。
最後の3つ目は65年ぶりとなる〝ジャイアンツ馬場〟への人気面での期待。巨人の馬場姓は故ジャイアント馬場(馬場正平)さん以来、65年ぶり。コラボグッズや登場曲に馬場さんの「王者の魂」を使用するなど、今後さまざまな展開が期待できる。
多くの期待を背負った馬場が今季の大竹(阪神)、細川(中日)のような〝成功例〟となれるか注目だ。












