全日本プロレス暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」(2日、愛媛・アイテムえひめ)で、首位の中嶋勝彦(35)、大森北斗(28)組が、DDTの坂口征夫(50)、岡谷英樹(23)組に痛恨の2敗目を喫した。

 ともに外敵ながら、3冠ヘビー級王者に君臨する中嶋と、アジアタッグ王座を保持する征夫&岡谷の一戦。中嶋と征夫の先発で試合がスタートすると、ローキックの応酬から緊張感あふれるグラウンドの攻防を展開だ。

 さらに中嶋がサッカーボールキックを見舞うと、同じく蹴りを得意とする征夫もサッカーボールキックで反撃。両者一歩も譲らず、意地と意地が交錯した。直後の場外戦でペースをつかんだ中嶋組は、征夫に集中砲火。開始から8分間はタッチをさせず、一方的な展開となった。

 10分過ぎには好連係も見せた。中嶋が捕らえた征夫と岡谷に、北斗がまとめてミサイルキックを発射。さらに北斗がジャーマンでたたみかけるが、逆に征夫に三角絞めを決められてしまう。さらに中嶋が排除されると、残る北斗が征夫から神の右膝2連発をくらい3カウントを許した。

 開幕から5連勝を飾り勝ち点10まで伸ばしたが、これで11月29日後楽園大会に続き2敗目。この後の試合で勝ち点9の宮原健斗&青柳優馬も敗れたため単独首位はキープしたものの、終盤戦に突入した暮れの祭典は混戦模様になった。

 試合後は不機嫌モード全開だった中嶋は「何やってんだよ、お前!」とパートナーの責任を追及。北斗が「あんたレベルのやつがもう一人いれば、楽々優勝できるよ。俺が足を引っ張っているのはわかってる」と反省の弁を述べても、聞く耳は持たなかった。

「中嶋勝彦はな、闘魂スタイルは24時間オープンなんだよ!」と、よくわからない言葉を言い残しバックステージを後にした。

 大みそかの代々木大会で宮原との3冠王座防衛戦を控える中嶋は先日、団体側が来年1月3日後楽園大会での3冠戦開催を発表したことに激怒したばかり。残る公式戦2試合もイライラを抱えたまま臨むことになる。