MLB公式サイトは29日(日本時間30日)に「非常に特殊な能力を持つ8人のFA選手」と題し、「コンタクト(ミート)力」「パワー」「スピード」「守備力」「肩力(肩の強さ)」などの8つのカテゴリーで最も秀でたツールを持つFA選手を紹介した。エンゼルスからFAになった大谷翔平投手(29)は「パワー」部門で選出された。

 同サイトは「これは誰の目から見ても明らか。ア・リーグ本塁打王でありMVPの大谷は、今オフ市場の中で最高のパワー打者。何なら、野球界全体でも最高かもしれない」と指摘するとこう続けた。

「過去3年で計124本塁打と年平均40本以上、コンタクト(ミート)の質も最高レベル。大谷は2021年以降バレルが220と、(米データ分析サイト)スタットキャストの最高レベル。打球速度と角度によって、本塁打か長打になりやすい数字だ。唯一、大谷より高いのはアーロン・ジャッジ(242)のみ」

 バレルとは最も長打が出やすいとされる打球速度と角度が組み合わされた打球のこと。打球速度158キロ以上、打球角度26~30度とされる。ちなみに3年連続で70バレル以上記録しているのは大谷だけだ。

 スタットキャストは、それぞれの本塁打がメジャー30球場で本塁打になるかどうかを基に各打者の「本塁打総数予想(xHR)」なるものを出しているが、大谷は予想値と実際の数値がほぼ一致しているのも大きな特徴だという。

「大谷の21年から23年のxHRは120.7。繰り返しになるが、それは年間40本以上のパワーだ。そしてその期間に放った124本中59本が『全く疑う余地のない』本塁打だった。つまり30球場どこで打っても本塁打になった。大谷がどの球団と契約してもエリートな成績を残せる。彼は23年のメジャー最長493フィート(約150.3メートル)弾も打った」

「コンタクト力」ではコディ・ベリンジャーが選ばれたが、大谷も能力の高い選手の一人に挙げられた。「選球眼」はブランドン・ベルト、「スピード」はギャレット・ハンプソン、「内野守備」はマット・チャプマン、「外野守備」はケビン・キーアマイヤー、「肩力」は内野がゲーリー・サンチェスで外野はマイケル・テーラーがそれぞれ選出された。