来季は打者に専念するにもかかわらずエンゼルスからFAとなった大谷翔平投手(29)の魔球スプリットが再び脚光を浴びている。MLB公式サイトは25日(日本時間26日)にFAとなった投手の各球種のベストを選出。その一つに大谷のスプリットを選んだ。

「二刀流スーパースター大谷のスプリッターはメジャー初日から野球界で最も厄介な投球の一つとなった。2025年に彼がマウンドに復帰しても、依然として野球界で最もえぐい投球の一つだろう。球速80マイル台後半から90マイル台前半(約143キロ~約150キロ)で投げる大谷のワイプアウト(一掃する)・スプリットは、台から落ちるような下降動作をし、三振を奪える投球の中でも最高の球の一つ」と大絶賛した。

 大谷のスプリットはどれだけ“えぐい”のか。同サイトは「メジャーでのキャリアにおいて、大谷がスプリッターで許した打率は1割3厘(330打数34安打)で、空振り率50%、348打席中198奪三振を記録。スプリッターでの奪三振率は57%で、それは2018年以降、あらゆる投手の球種の中で、タイラー・グラスノー(レイズ)のカーブとホセ・アルバラド(フィリーズ)のカッターに次いで3番目に高い数字である」と説明した。

 大谷はスプリットで許した34安打中長打は11本で、二塁打8本、本塁打3本と長打もほとんど打たれていない。初被弾はメジャー5年目の22年4月14日のレンジャーズ戦だった。昨季はメジャー自己最多の18本塁打を浴びたものの、スプリットは0だった。

 米メディアには2度目の右ヒジ手術で投手復帰を懸念する声もある。しかし、25年にマウンド復帰した大谷が“魔球”で奪三振の山を築く姿を日米の多くのファンが待っているはずだ。