あの「大谷の愛犬」とついに巡り合った。エンゼルス・大谷翔平投手(29)16日(日本時間17日)に全米野球記者協会(BBWAA)が選出するア・リーグ最優秀選手(MVP)に史上初めて2度目の満票で選出。その発表時にMLB専門局「MLBネットワーク」の番組にリモート出演した際、大谷が抱いていた愛くるしい犬「コーイケルホンディエ」が大きな話題を集めている。

 オランダ生まれの同犬種は、日本では毎年100頭前後しか登録されないという。そんな希少犬を取材するため「YUSHA KENNEL ユーシャ・ケンネル」(八王子市)を訪れた。

行儀よく並ぶコーイケルホンディエ
行儀よく並ぶコーイケルホンディエ

 同施設が飼育する「コーイケルホンディエ」のうち、成犬3頭を撮影させてもらった。とにかく人懐っこい性格で飼いやすいと評判の犬種らしい。同施設でブリーダーを務める倉臼華さんは「あくまで予想ですが」と前置きした上で、大谷と愛犬の〝なれそめ〟について次のような持論で分析した。

「いろいろコーイケルホンディエについてお調べになって、それで気に入られたのではないでしょうか。大谷選手が(岩手県の実家でかつて)飼っていたゴールデンレトリバーに性格が似ているかわいらしいワンちゃんですし…」

猟犬らしい俊敏な動きも
猟犬らしい俊敏な動きも

 一方で倉臼さんは「大谷の愛犬」として過剰なまでにスポットライトを浴びる最近の傾向に警鐘を鳴らす。

「大谷さんと同じワンちゃんが欲しいという方が増えているとの報道を見ました。ただ『犬』ははやりで飼うものではないし、アクセサリーでもありません。家族の一員として真剣に検討してお迎えしていただくことをブリーダーとして強く希望します」

 今後もしばらく〝大谷の愛犬フィーバー〟はヒートアップしそうだ。(カメラ・飯星睦夫)