38年ぶりとなる日本一に輝いた阪神の〝お祭り騒ぎ〟は終わらない。23日の優勝パレードは延べ65万人が集まる大盛況となり、25日のファン感謝デーなど、まだまだ祝賀ムードが継続中。岡田彰布監督(66)も「1年間頑張った結果やからな。そらもう当然、達成感というかそれはあるよ」とホクホク顔でバラ色のオフを堪能している。
「アレのアレ」(日本一)達成で歓喜に沸く虎党の財布のヒモも緩む一方だ。日本一記念グッズを求めるファンは、連日のようにオフィシャルグッズショップに長蛇の列をつくる大盛況。近本、中野、佐藤輝、木浪、村上、大竹、伊藤将ら主力選手の大幅な年俸アップも確実視されているだけに、今後の契約更改交渉にも注目が集まる。
〝日本一特需〟に沸くのはタテジマOBも同様だ。25日に大阪市内のホテルで4年ぶりに開催された「タイガースOB総会・懇親会」には吉田義男氏、安藤統男氏、田淵幸一氏、江本孟紀氏、掛布雅之氏、藤川球児氏、鳥谷敬氏らそうそうたるメンバーが230人も出席し、後輩たちが成し遂げた偉業を祝福した。あるOBは「優勝特番などメディア出演の仕事が増えた人もいるし、経営している飲食店の売り上げが何倍にも跳ね上がった人もいる。ホントに今の選手たちには感謝しかないよ」と笑顔で至福のシーズンを振り返る。
だが、それ以上にうれしかったのはタテジマOBとしての〝誇り〟を後輩たちが取り戻してくれたことだろう。同会終了後、報道陣の取材に応じた川藤幸三OB会長(74)は「これだけみんなが喜んでくれて集まってくれるってのはな。つくづく思うわ。勝たなアカンちゅうことや」ときっぱり。
その上で「岡田の手腕はもちろん十分みんな認めている。でもな、各時代の監督、コーチ、関係者、裏方さんの尽力もどれだけ大きかったか。それが今年、岡田の代になって花開いたわけやから。これはもう岡田独りだけ(の力)やない。タイガースの歴史をつくってきてくれた先人たちや、先輩たちの力やないかな」としみじみと語った。
阪神の38年ぶり「アレのアレ」がチーム内外に、もたらす影響力は計り知れないようだ。












