巨人の原辰徳前監督(65)が24日に神奈川県内のホテルで4年ぶりに行われた球団納会に参加。おなじみの〝原節〟でラストイヤーを締めくくった。

「らしさ全開」のスピーチだった。会の冒頭で前指揮官は「今季の成績というのは、決して誇れる成績ではありませんでした。しかし、必ず残したものはある。やはり未来を語る組織になってもらいたい」とあいさつ。真剣な表情で思いを伝えたかと思えば「来季の英気を養う会にしてもらいたい。若い選手、特に1、2年目の選手はよくあそこ(ステージ)で歌ったもんです。『感謝の意を』という気持ちであるならば、そういうのも辞さないのではないか」とヤングGに珍要求が飛び出した。

納会ゴルフにも参加した原前監督
納会ゴルフにも参加した原前監督

 会場の雰囲気をガラッと変えてみせたが、指揮官交代とともに時流も変わっていくのだろう。すでに計17年間務めた監督業を退任した。2019年の納会では当時主将就任5年目だった坂本の「主将辞退」を突っぱね、続投させたことを電撃発表。毎年のようにサプライズが用意されてきたが、今年は目立ったものはなかった。

 そうした中での〝歌唱指令〟にはチーム内からも「今年は4年ぶりの納会開催で、300人近くが参加。伝統ある会を通して、原さんも『古き良き文化』は忘れてほしくない思いがあったのではないか」と心情を察する声も出た。

 来季で創立90周年を迎える巨人にとって、伝統の踏襲と進化の両立は不可欠。阿部監督のもとで新生巨人がどのように変わっていくのか、注目される。