国内FA権の行使を決めた広島・西川龍馬外野手(28)が15日にNPBからFA宣言選手として公示された。パ・リーグへの移籍を希望し、入団から8年間在籍した広島からは退団する見通しだ。

 今季、46試合で4番を務めるなど西川はリーグ2位となる打率3割5厘で9本塁打、56打点を記録。8年間の通算でも打率2割9分9厘で、来季はチームに大きな穴が空く。ただ、球団内には前向きに捉える声もある。

 球団幹部は「すぐには西川の穴は埋められないが、数年かけて埋めていくしかない」とした上で「何年かは今いるメンバーと外国人でしのいで、その間に田村や中村貴が出てくれれば」と期待を寄せる若手2人の具体名を挙げた。

 プロ2年目の田村俊介外野手(20)は今季初めて一軍出場を果たした。骨折で離脱するまでに10試合に出場して打率3割6分4厘と結果を残した。また、5月に支配下登録をされた1年目の中村貴浩外野手(23)は15試合で打率1割7分6厘だが、3打点をたたき出した。

 前述の球団幹部は「丸がFAした時も(鈴木)誠也が大リーグに行った時も、代わりの選手が出てきたとは言えないけど、何とかしてきた」とも話す。リーグ3連覇を支えた主力は去ったものの、今年は5年ぶりにAクラス。若手の活躍で来季の飛躍を目指す。