大きな転機となるのか。メジャー挑戦に寛容な姿勢をみせてきた西武に変化が表れている。
球団は今季まで3年連続、4度目となる2桁勝利となる10勝を挙げ、パ2位の防御率2・21をマークした高橋光成投手(26)と7日に来季契約の下交渉を行った。かねてポスティングシステムによるメジャー移籍を訴えてきた高橋光に対し、右腕の代理人を交えたこの日の交渉で今オフの移籍を「認めない」ことを正式に通達。双方合意のもと、高橋光は「僕は来年もこのチームで優勝したい。そのためにしっかりと準備したい」とV奪回へ自覚を示した。
〝待った〟をかけた形の渡辺久信GM(58)は「1年でも早く(メジャーに)行きたい気持ちは私も球団も理解している」としつつ「ただ、来季のチーム編成から光成がいなくなると非常に困る。そのへんは本人もしっかり理解してくれた」と語った。
西武といえば、ポスティング移籍しやすい〝土壌〟が浸透しつつあった。2005年の森慎二、松坂大輔(06年)、三井浩二(08年=入札なし)、中島宏之(11年=交渉不調)、牧田和久(17年)、菊池雄星(18年)と同制度を利用して次々と海を渡った。
高橋光の夢に理解を示した一方で、渡辺GMはこうも力説した。
「ポスティングは選手の権利ではない。選手にはFAという制度がある。行きたい気持ちは分かるけど、そんなにポンポン選手の言う通りに行ってもらったらチームが成り立たない。そこらへんはわれわれもすごく苦しいところ。行かせてやりたい親心もあるし、球団経営としてはそういうわけにもいかない。そこは理解してもらわないと」
ポスティングを認めるかどうかはあくまでも球団側の権利と改めてクギを刺したわけだ。チームでは平良海馬投手(23)も将来的なメジャー挑戦も見据えているが…。渡辺GMから放たれた〝けん制球〟はどう影響してくるのか。












