今オフ、NPBからポスティングシステムや海外FAで大リーグ移籍を目指す日本人投手は現時点で4人と目されている。3年連続で投手4冠、沢村賞を受賞したオリックスの山本由伸投手(25)は移籍市場でエンゼルスからFAとなった大谷翔平投手(29)に次ぐ高い評価を受けており、米メディアは7年総額2億ドル(約300億円)から争奪戦がスタートすると報じており、別格だ。

 ポスティングシステムでメジャー挑戦を目指すDeNAの今永昇太投手(30)は米スポーツサイトのアスレチックが6日(日本時間7日)に掲載した「FAトップ40ランキング」で全体12位。先発左腕としてはブレーク・スネル、ジョーダン・モンゴメリー、エデュアルド・ロドリゲスに次ぐ4番目の評価で、契約は4年5200万ドル(約78億円)、移籍先についてはドジャース、メッツ、カージナルス、ナショナルズがフィットするだろうと予想した。

 米スポーツサイトのブリーチャーリポートが同日に発表した「FAトップ100」でも今永は全体14位、先発左腕としては4位にランクインした。「WBCのファンなら、今永昇太が日本対米国の決勝戦で先発し、2回4安打1失点と好投したことを覚えているだろう。中4日の登板に耐えられるかは疑問だが、持ち球とコマンドのコンビネーションが、彼の米国でのスムーズな移行(適用)を実現させる可能性がある。先発6人制を採用するチームへの移籍が成功への近道かもしれない」と評した。

 海外FA権を行使する楽天の松井裕樹投手(28)にとって、今オフの移籍は絶好のチャンス、タイミングと言えるかもしれない。FA市場には有力な左の救援投手が少ないからだ。ブリーチャーリポートは「5度の30セーブをマークし、3年連続で防御率2・00を下回った松井裕樹は、紛れもなく日本で最も支配的なリリーバーの一人」と紹介。ランキングは38位だったが、救援左腕としては6位ジョシュ・ヘイダーに次ぐ2番目だ。

 また、ブリーチャーリポートはポスティングシステムでの米移籍を目指す日本ハムの上沢直之投手(29)を59位としたが、「ストレートの平均球速は90・8マイル(約146キロ)で、変化球も平均的。大リーグで成功できるか疑問あり」と評価は厳しかった。