無双右腕が両手を突き上げて雄叫びを上げた。阪神との日本シリーズ第6戦(4日、京セラドーム)に先発したエース山本由伸投手(25)が日本シリーズ通算5度目の登板で初勝利を完投で飾り、逆転Vに望みをつなげた。

「声援に背中を押されて最後まで投げることができた。みんな心配しているだろうと思ってマウンドに上がった。先制点を与えたけど、調子がよかったので落ち着いて投げることができた。(14奪三振は)若月さんのおかげ。三振が多いのは気づいていたけど、イニングに集中して気にしないように投げた」

 2回にノイジーに右翼席に先制の一発を許したが、後半にかけてギアを上げ、9回を9安打1失点。9回には日本シリーズ最多奪三振記録となる14奪三振をマークした。熱投138球。28日の初戦に6回途中7失点とまさかの乱調で不安を残したが、王手をかけられて迎えた一戦で本領を発揮した。

 オフのメジャー移籍が濃厚だけに、この日が国内ラスト登板。第7戦での逆転Vに望みをつなげたエースは「明日しっかり決めて中嶋監督を日本一監督にしましょう!」と大声援に応えた。