日本シリーズ第6戦が4日、京セラドーム大阪で行われ、オリックスが阪神に5―1で逆転勝ち。通算成績を3勝3敗のタイとし、2年連続の日本一へ逆王手をかけた。

 王手をかけられ、後がないチームは本拠地へ4戦ぶりに戻り、エースの山本由伸投手(25)を初戦に続いて同シリーズ2度目の先発マウンドへ送った。

 前回登板の初戦で山本は自己ワーストタイとなる7失点で5回途中KO。大事な一戦だったにもかかわらず背信投球で負け投手となった。その屈辱から中6日の登板となったが、2回表にノイジーの先制ソロを逆方向の右翼スタンドへ被弾。続く佐藤、糸原にも長短打を浴び、3連打で一死一、三塁のピンチを招くも後続を断ち切り、追加点を許さなかった。

 1点を追う2回裏にオリックス打線は相手先発の村上を攻め、先頭のゴンザレスが痛烈な中前打を放つと、杉本も天井直撃の二塁打で連続出塁。一死後の二、三塁から若月がすかさず右前へ同点適時打を運んで1―1とし、試合を振り出しに。さらに一死一、三塁から中川が左翼へ犠飛を放って勝ち越しに成功した。
 
 そして5回裏には一死二塁から紅林が村上の投じた135キロのフォークを完ぺきにとらえ、左中間スタンドへ叩き込む値千金の2ランでチームは4得点目。8回裏には頓宮が相手2人目の西勇から左翼スタンドへシリーズ2号ソロをぶち込み、5―1とリードを広げた。

 援護をもらった山本は立ち上がりこそやや不安定だったが、尻上がりに調子を上げていき、終わってみれば9回138球、9安打1失点1死球。日本シリーズ最多記録となる14奪三振の快投をみせ、同シリーズ5度目の登板で初完投初勝利をマークした。今オフにはポスティングシステムによるMLB移籍が確実視され、この日が日本最終登板となる可能性が高いだけに最高のエンディングで〝有終の美〟を飾った格好だ。
 
 一方の阪神打線は3回以降、ゼロ行進が続き、山本を打ち崩すことができないまま相手無双エースの〝圧巻ショー〟をお膳立てしてしまった。同じマッチアップとなった初戦では山本に投げ勝った村上もこの日はやり返され、5回6安打4失点で黒星。このまま一気に日本一をつかみたいところだったが、オリックスの執念にのみ込まれてしまった。
 
 これで両軍は3勝3敗。天下分け目の決戦となる第7戦は5日、京セラドーム大阪で18時30分からプレーボールとなる。