【広島2位・高太一投手(22=大商大)】2023年のプロ野球ドラフト会議が26日に東京都内で行われ、最速151キロ左腕の高は新井鯉から2位指名。「こんなに高い順位で指名されるとは思ってなかった」と安堵の表情をみせた。
出身地こそ愛媛だが、高校は広陵高に進学。3年間を過ごした縁ある土地・広島へ〝里帰り〟することが決まり「今は実家も広島にある。身近な存在ですし、戻れることは幸せ。(プロでは)レベルの高い打者たちと対戦できる。自分の持っているものを全て出して必死に食らいついていきたい」と初々しい表情で抱負を口にした。
指名されたてホヤホヤにもかかわらず、全身からは既に〝赤ヘル感〟が自然とにじみ出ている。会見中に何度も「自分の持ち味は泥臭さ」と繰り返した高は「高校時代も控え選手で大した選手じゃなかった。(大商大野球部監督の)富山さんに目をかけていただいた。ずっとエリートではなく泥臭くやってきたので」と雑草魂を燃やす。広島という土地へのラブ。土にまみれてきたという矜持。そして反骨の精神。新井鯉のチームカラーがピッタリとなじむ左腕だ。
プロでの目標は? と問われた高は「何勝するとか、数字的なものはあまり考えていないのですが、目標はプロで20年間プレーすることです。究極的に言えば20年間ずっと一軍で」と応じる。新たなボス・新井貴浩監督も1998年のドラフト会議で広島に入団し、20年後の2018年に現役を引退。〝新井さん2世〟として長く広島のファンから愛されるような選手になれるか。物語はたった今始まったばかりだ。












