【ソフトバンク1位・前田悠伍投手(18=大阪桐蔭)】〝世代ナンバー1左腕〟が鷹の一員になる。2023年のプロ野球ドラフト会議が26日に東京都内で行われ、注目の前田の交渉権を3球団競合の末、ソフトバンク・小久保裕紀新監督が引き当てた。
緊張の瞬間が続いた。1巡目指名で名前が挙がらず、外れ1位で日本ハム、楽天、ソフトバンクが前田を指名。3球団による抽選の末、小久保監督が笑った。
校内の会見場で見守っていた野球部の仲間から大きな歓声が上がり、表情を崩すことのなかった前田の顔色がようやく緩んだ。「ホッとした。ワクワクとドキドキでした」と胸をなで下ろした前田は「ベテランも方も若手の方も活躍されていてバランスが取れている素晴らしいチームと印象を口にし、小久保監督については「現役のころから活躍されていてすごい人」と話した。
2年春のセンバツで優勝を果たすと、夏にベスト8、3年春にベスト4とエースとして3季連続で甲子園に出場。明治神宮大会を連覇し、今秋にはU―18W杯でチームを世界一に導いた。最速148キロのストレート、チェンジアップ、スライダー、カーブを武器に高校球界に名をはせた。
プロの世界に飛び込む左腕は「一日も早く一軍に上がってスタートラインに立ちたい。まずは入る前に体作り、入ったらみなさんのいい所を吸収したい」と1年目からの活躍を誓うが、理想とするのはプロ通算17年のベテラン和田毅投手(42)だ。「長い間活躍するのがいい選手と思っている。秘訣を聞きたいです。ベテランと言われる選手だけど、まっすぐも速いですし、どうやって練習しているのかを聞きたい」と胸を膨らませた。
恩師の西谷監督も「厳しい世界だけど、強い信念を曲げることなく、大きな投手になってほしい」とエールを送る。頂点を極めた名門校の逸材が常勝軍団の復権の一翼を担う。












