広島は18日から開幕するCSファイナルステージ・阪神戦(甲子園)に向けて17日に全体練習を行った。新井貴浩監督(46)は「ファーストステージよりワクワクしている」と胸を躍らせた。

 ただ、広島にとって厳しいデータが並ぶ。今季、阪神とは9勝15敗1分け。最終的に11・5ゲーム差をつけられての優勝を許した。指揮官も「(阪神は)優勝チームで、ましてや甲子園の大歓声なので」と不利を認めるほどだが、そんな状況でも前向きだ。

「失うものも何もない。明日から選手がどういうプレーをしてくれるんだろうと、その楽しみが大きい」とし「ある程度、むちゃくちゃやろうかなと。そんなことも考えている」と不敵な笑みまで浮かべた。

 連勝で突破したDeNAとのファーストステージでも同じだった。レギュラーシーズンで苦戦していた東と今永との対戦。それでも指揮官は「ガンガンに攻めていきたい」「挑戦者でぶつかっていきたい」とポジティブワードを連発してナインを乗せた。そんな新井監督の〝言葉力〟に引っ張られるように選手は難攻不落と思われた最多勝・東、WBC日本代表・今永の両左腕を攻略し、勝ち上がってきた。

 この日も指揮官は「普通にやっていては自分たちは厳しい戦いになる。展開によってはリスク上等でめちゃくちゃにやらないといけない場面が出てくる」と攻めの姿勢を強調。ここでも〝新井さんマジック〟がさく裂するか、見ものだ。