ソフトバンクが来季組閣人事の目玉として、今季レンジャーズ傘下のマイナーリーグで投手育成コーチを務めた倉野信次氏(49)の招聘を検討していることが16日、分かった。

 倉野氏は現役引退後の2009年からソフトバンクで投手コーチを務め、21年限りで退団。22年からコーチ留学のため自費で単身渡米していた。1年目の昨季は無給の指導者研修という立場だったが、今季からは実力を認められて投手育成コーチに就任。最先端の科学的アプローチ、最新のコーチングを学び、さらに見識を広げた。

「日本一の投手コーチ」を目標に掲げてきた倉野氏。ソフトバンクもその挑戦を温かく見守り、応援してきた。一時帰国していた昨秋の宮崎キャンプでは、ホークス首脳陣と選手を対象に特別講義。日米融合のメソッドを自分のものにして志を貫いてきた。メッツ・千賀を育成時代から指導し、大成させた手腕の持ち主。投手陣の再建が急務となっている古巣にあって、最も適任の人物と言える。