エースは譲らない。全日本プロレス21日の東京・後楽園ホール大会で3冠ヘビー級王者の青柳優馬(27)に挑戦する宮原健斗(34)が闘志をみなぎらせた。

 試合を目前にした16日、都内で優馬とともに会見に出席した宮原は「僕は3冠チャンピオンになって成し遂げなきゃいけないことがまだまだある。だから、10月21日にスーパースターの宮原健斗が、必ず3冠ベルトを巻きます」と意気込んだ。

 自身が望んできた通り、今年の王道マットは若い世代が続々と台頭。団体の頂点である3冠王座を巻く優馬はまさにその象徴的な存在で「ようやくこの時が来たかなという気持ちもある」と認める。

 一方で「やっぱり自分はプロレスラーなので、望んでいる状況になったとしても『自分が一番でありたい』という気持ちがありますよね。自分が望んだ景色になりつつある全日本。だけども俺は一番が好きなんだなと」と変わらぬ自己愛を口にした。

 会見では優馬から「34~35歳って、一番脂が乗っていていい時期だと思うんですよね。実際、最近はコスチュームにおなかの肉が乗っかるくらい出てきている。やっぱり〝終わり〟が近づいて来ているんじゃないですかね。第3コーナーにさしかかっちゃったのかなと思います」と陰湿な〝口撃〟を受けた。

 宮原はおなかの肉については馬耳東風ながら「何だよ、第3コーナーって…。まだ第1も第2にもいってないよ」と不快感。そして「僕自身、ナーバスになっていて、今は自分を見つめ直しているんです。チャレンジャーとして何ができるか考えているんですよ。そうなった俺は強いから。自分で自分を追い込んだ宮原健斗は強いですから」と自己陶酔した。

 さらに優馬は「まだ自分自身の時代を築けていないので、そういったものをお見せしたい。青柳優馬がつくる全日本プロレスを見せつけてやりたいと思います」と拳を握る。

 7月の王座奪取から自身の加速度的な進化を実感しているとして「今までの青柳優馬じゃないんですよ。(成長ぶりは)僕自身にも見えていないところがある。宮原健斗にも宮原健斗のファンにもそういったものを見せつけて勝ちたいと思います」と断言した。

 これまで幾度も好勝負を繰り広げてきた2人の戦いは、また新たなステージに突入するのか。