みちのくプロレス15日の岩手・矢巾大会で、新日本プロレスのIWGPジュニアヘビー級王者・高橋ヒロム(33)が東北ジュニアヘビー級王者・フジタ〝Jr〟ハヤト(37)とのシングルマッチを制した。

 今年3月の「オールスタージュニアフェスティバル」(後楽園ホール)で交わされた約束がついに実現した、夢の王者対決。相思相愛の両雄による大一番は、29分を超える激闘となった。

 ハヤトの強烈な打撃に苦戦を強いられたヒロムだったが、K.I.D(変型フロントネックロック)を脱出すると、コーナーデスバレーボムで反撃。TIME BOMBをさく裂させる。

 何度も立ち上がってくる驚異的な執念を見せるハヤトに対し、ヒロムはこん身のヒロムちゃんボンバーを5発も叩き込む。最後はダメ押しのTIME BOMBⅡで、ついに終止符を打った。

フジタ〝Jr〟ハヤト(左)にヒロムちゃんボンバーを決める高橋ヒロム
フジタ〝Jr〟ハヤト(左)にヒロムちゃんボンバーを決める高橋ヒロム

 がんとの闘病を乗り越えてリングに立ち続けるハヤトに対し、ヒロムは「命をかけて戦ってくれてるハヤト選手は、宇宙一かっこいいです」と最大級の賛辞。ハヤトも「あなたとやりてえと思って、車いす生活を乗り越えました。こんなにカッコいいヤツに負けたまま終わるのは、とてつもなく俺っぽくないので、あなたを追いかけて、勝つまで引退しないでおこうかなって思える試合ができて、マジで幸せです」とヒロムへの敬意を口にした。

 コメントスペースには2人でそろって登場。ヒロムは「すごかった、面白かった、楽しかった」と興奮気味にまくしたてると「毎日、毎日、生きるか死ぬかでリングに上がってるあなたのこと、本当に今日カッコいいと思いました。そして実際、リングで戦ってすごい感じました。これが生きてるんだ、これが本物のプロレスかもしれない。これがプロレスの形なのかもしれない。そう思えました」と充実の表情。

 続けて「ハヤトさん、言いましたよね? 宇宙大戦争、ヒロム君と出たら面白いんじゃないかって。いいじゃないですか。今年じゃなくても来年、再来年あるじゃないですか。いつの日か組んで宇宙大戦争やりましょうよ」と、みちのくプロレスの冬の風物詩への参戦をアピールしつつ再会を誓い合っていた。