ロッテは14日、CSファーストステージ第1戦のソフトバンク戦(ZOZOマリン)に8―2で大勝。先発した佐々木朗が3回、41球を投げ、4奪三振を含む無安打無失点の快投で、チームの勝利に大貢献した。

 初回、先頭の周東が仕掛けたバントを投飛で打ち取ると、流れに乗った。160キロを超える剛球と140キロ台後半のスプリットを中心に相手打線を翻弄(ほんろう)。この回を三者凡退で切り抜けると2回も相手中軸を3人で蹴散らし、6番・三森の打席ではこの日最速タイとなる162キロをマークした。

 勢いに乗る怪物は3回も今宮、柳町から連続三振を奪うなど完璧な投球を披露。1人の走者も許さないまま、4回から2番手・中村稔にマウンドを託した。

「試合前からファンの皆さんがすごい良い雰囲気をつくってくれて、すごく気持ちが高ぶりました。ファンの皆さんの応援が力になりました」とは降板後の佐々木朗。

 先月24日のソフトバンク戦を発熱により回避。この日は9月17日の西武戦以来、27日ぶりとなるぶっつけ本番での登板を余儀なくされた。吉井監督はこの起用について前日「チーム事情で先発投手が足りないので、佐々木が間に合ってくれて助かった」と本音を吐露。その上で「彼のピッチングをしてくれれば結果はしょうがないので、精いっぱい頑張ってほしい」と心中覚悟で怪物をマウンドに送り出した。そんな指揮官の期待に見事に応えた。

 このままファーストステージを勝ち進めば、CSファイナルでの再登板も期待できる。ロッテが狙う「下克上」に向け、怪物の動向から目が離せない。