ワールドシリーズ終了後にエンゼルスからFAになる大谷翔平投手(29)の最有力候補と言われるドジャースが3年連続で地区シリーズ敗退したことで、大谷獲得に対するドジャースファンの期待が最高潮に達してきた。

 米スポーツサイト「アスレチック」のケン・ローゼンタール記者は13日(日本時間14日)、常勝チームでありながらポストシーズンで失敗を繰り返すドジャースが再び王座に返り咲くのに必要なことを検証。ドジャースは今季、過去70年で初めてチームとして900得点以上し、100勝62敗でナ・リーグ西地区首位を独走。11年連続でプレーオフ進出した。

 ところが地区シリーズではレギュラーシーズンで16ゲーム差をつけた2位のダイヤモンドバックスに3タテを食らってアッサリと敗退。優勝は2020年の短期シーズンのみで、過去4シーズン連続で100勝以上を挙げたにもかかわらず地区シリーズ突破は一度だけと大一番での勝負弱さを露呈した。

「ドジャースファンなら今、10月の疲れを感じているだろう」という同記者は「ドジャースは大谷翔平と契約し、さらに努力しないと物語は変えられない」と、名門復活の救世主として大谷の名前を挙げた。

 ドジャースにとって今オフの最重要課題は先発ローテの大々的な補強。地区シリーズ第1戦に先発したエースのカーショーは一死しか奪えず6失点KOされるなど、35歳左腕の後継者探しが急務となっている。「ドジャースにとって最も理にかなったFA選手は25歳の日本人右腕・山本由伸。他にはブレーク・スネル、アーロン・ノラ、ソニー・グレイなどがいる」。そして、プレーオフ時に必要な熱を与えてくれるのが「大谷翔平」だと伝えた。

「確かに2度目のトミー・ジョン手術からの復帰で大谷のFA市場はより複雑なものになっているが、彼の仕事に対する取り組み姿勢は非の打ちどころがなく、彼の性格も同様のようだ。大谷はただのステーキではなく、そこに熱を加えてくれる存在。もしかしたら10月にはファンらが欲しているデザートにもなりかねない」

 大谷はエンゼルスでプレ―オフ経験はないものの、今年のWBCで大舞台での強さを証明。この切実なラブコールは届くのか。