WWEの〝明日の女帝〟アスカが、第3ブランド「NXT」に凱旋を果たした。

 2015年のWWE入りからNXTで活躍。16年に無敗のままNXT女子王者となると、連勝街道をひた走り、17年9月には王者のままNXTを卒業した。メインロースター昇格後もロウ&スマックダウンで暴れまわり、女子グランドスラム達成の偉業を成し遂げたが、NXTこそ〝女帝伝説〟の原点だ。

 今週のNXTにはアスカが凱旋出場。対戦相手は〝神童〟こと元NXT女子王者のロクサーヌ・ペレスだ。今年3月には〝ファイナルボス〟里村明衣子を撃破し王座防衛。自他ともに認める天才レスラーはWWEユニバース(ファン)からの支持も高いが、アスカが登場すると大歓声で迎えられた。さらに「アスカ! アスカ!」と熱狂的なチャントだ。

 金星を狙うロクサーヌは強烈な張り手で攻め込んできたが、アスカは動じない。コーナーからミサイルキックを放つと、容赦なく顔面蹴りを連発した。ロクサーヌはドロップキックからトペ・スイシーダで反撃。コーナーからクロスボディーも発射したが、女帝は3カウントを許さない。

 カウンターのミドルキックから丸め込み合戦を制し、アスカロックだ。ロクサーヌが逃れると、スピンキック、前蹴り、裏拳、スピニングキックの猛ラッシュ。最後は狙いすましたハイキックを後頭部に叩き込み、3カウントを奪った。まさに女帝の貫禄勝ち。アスカは合掌し、ロクサーヌの健闘をたたえた。

 バックステージではNXT所属選手たちが次々に女帝のもとを訪れ、感謝を伝えた。日本の「スターダム」で活躍したブレア・ダベンポート(ビー・プレストリー)は、「調子イイ? センセー(先生)!」と日本語で話しかけ、「ここに来てくれてありがとう、一番すご~い!」と言い、アスカを喜ばせた。なぜか前NXT女子王者のティファニー・ストラットンまで寄ってきて「何かあったら言ってね」とあいさつし、レジェンドと握手した。

 アスカは「X」(旧ツイッター)に「ロクサーヌ、今夜はありがとう。久しぶりに新鮮なエネルギーを感じた貴重なひと時だった。そしてこの機会を与えてくださったNXTとNXTユニバースに感謝します」と投稿。WWE女子王座奪回へ、大きな刺激になったのは間違いない。

 NXTは「ABEMAプレミアム」にて視聴可能。