エンゼルスの大谷翔平投手(29)はワールドシリーズ終了後にFAになるが2度目の右ヒジ手術の影響が心配される。米テレビ局「FOXニュース」公式サイトは4日(日本時間5日)付で手術の選択肢や2度目のトミー・ジョン手術だった場合のリハビリの注意点などを専門家に聞いた特集記事を掲載した。
大谷の手術を執刀したニール・エラトラッシュ医師は声明で手術内容を「ヒジを今後も長く使えるよう、患部を修復し、生体組織を加えて、健康な靱帯を補強するもの」と説明したが、術式は不明のままだ。同局が話を聞いたニューヨーク長老派教会/コロンビア大学アービング医療センターのスポーツ医学主任クリストファー・アーマド医師は、この説明はやや困惑を招くという。
「靱帯において典型的な治療方法の一つは、たとえ修復と言わずとも靱帯が再建されたと聞いたら、それはトミー・ジョン手術。もう一つの典型的な例は、本来の靱帯が修復されたという場合。新しい組織は挿入されず、修復されインターナル・ブレース(内部装置)を取り付けるもの。こちらも非常に一般的。しかし、(エラトラッシュ医師の声明にある)修復した上で新しい組織が挿入されたと聞くと、その新しい組織が何なのかよく分からない」
焦点は2度目の右ヒジ手術が大谷の復帰時期に影響を与えるかどうかだという。
「2度目のトミー・ジョン手術だった場合、リハビリのプロセスが少し変わり、より慎重に経過を管理する必要がある。潜在的な問題を回避することが大事。たとえばリハビリ中の選手が背中に凝りを感じたら、1度目の手術では問題ないとされるかもしれない。しかし、2度目の時は、リハビリのプロセスにわずかな悪影響も与えたくないため、背中の凝りが解消されるまでリハビリを遅らせることがある」
つまり、修復手術では、選手は3~4か月で投球プログラムを開始し、マウンドには早ければ10か月で復帰することも可能。一方、再建(トミー・ジョン)手術では投球プログラムは4か月半~5か月、マウンドへの復帰は14か月近くかかる可能性があるという。
右ヒジに2度目のメスを入れた大谷。来季は打者に専念し、投手復帰は2025年の予定だ。いずれにしろリハビリはより慎重に進めることになりそうだ。












