2位死守を目指す鷹が描く最高のシナリオとは――。ソフトバンクは現在3位ロッテと1ゲーム差、4位楽天に2ゲーム差をつけ、残り2試合という戦況。2日と3日に行われた本拠地での楽天戦に連勝したことで、大混戦のCS争いでがぜん優位な情勢となり、実質CS進出の〝マジックナンバー〟は1という状況だ。5日に楽天が日本ハムに敗れると3位以上が確定する。
4日はペイペイドームで投手指名練習が行われ、7日の楽天戦(楽天モバイル)に先発予定のカーター・スチュワート投手(23)らがリラックスした様子で調整した。チームが望むのは、このまま2位を死守してのCS進出。その上で最善の形で関門を突破できれば、下克上日本一への道はよりひらける。
スチュワートの仙台登板が決まった経緯を、斎藤コーチはこう説明する。「向こうでの試合が負けが込んでいるので、その辺を払拭したい。(首脳陣間で)悩んだが、彼に期待して託した」。チームは楽天モバイルパークで現在8連敗中で、今季1勝9敗と大きく負け越している。スチュワートは先月19日の登板で6回1失点の好投。本人も好印象を持っており、大役指名となった。
ライバルに引導を渡すため、チーム最多10勝を挙げている安定感抜群の有原航平投手(31)を中7日で当てることもできたが、戦略的に回避した。右腕は7月7日の登板で7回6失点と珍しく精彩を欠いた。斎藤コーチは「楽天が苦手というより、球場が苦手というところもある」と説明。シーズン最終戦となる9日のオリックス戦(京セラ)に最終順位の確定が持ち越された場合に、満を持して先発させるプランを選択した。143試合目を待たずして2位を確保できれば、有原をCSファーストステージに万全の状態で待機させることも可能だ。
王球団会長は3日の本拠地最終戦後に「(V逸という)こういう結果になってしまったけど、まだまだ日本一になるチャンスはある」とチームを鼓舞した。激しく険しいCS争いは百も承知。総力戦を覚悟の上で、最善突破を目指す。












